花咲徳栄が甲子園初優勝、14-4で広陵を破る

2017年8月23日 18:33

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 阪神甲子園球場で行われていた全国高校野球選手権大会は23日の決勝戦で花咲徳栄が広陵を14-4で破り初優勝を果たした。埼玉県勢としては春の大会は2度の優勝経験はあるが、夏の大会では初めてとなる優勝である。今大会、強力打線の威力を発揮する花咲徳栄の試合ぶりはこの日も健在、序盤から先手を取り続けての圧勝となった。広陵は夏の大会4度目の決勝戦であったが、中盤に投手陣が捕まり大量失点を重ね、10年ぶりの決勝戦も敗れ惜しくも準優勝に留まった。

 花咲徳栄は1回、タイムリーヒットで2点を先制すると広陵は2回に1点を返す。花咲徳栄は3回に2点を追加すると、広陵もその裏に1点を返す粘り強さを見せる。しかし5回に花咲徳栄は長短打や広陵のミスも絡んで一気に6点を叩き出し10-2と大きくリードを広げる。さらに続く6回にも4点を追加したことでほぼ試合は決まった。花咲徳栄の投手陣は粘る広陵の反撃を1点ずつに抑え、6回までで14-4と大量リードの展開となりそのまま試合は終了した。

 注目の広陵・中村奨成はこの日、5打数で2塁打2本、内野安打1本の3安打で通算19安打とした。これで通算安打数は1986年に水口栄二(松山商)が記録した大会記録に並んだ。

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