プリンセス・プリンシパル 第6話「case18 Rouge Morgue」【感想コラム】

2017年8月20日 10:45

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プリンセス・プリンシパル 第6話「case18 Rouge Morgue」【感想コラム】(C) Princess Principal Project

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 アニメ『プリプリ』も、折り返しの6話ということですが先日はついにゲームアプリ版がリリースされたり、1〜5話の振り返り特番が配信されたりといろいろとありました!

 そして、いよいよ来月の27日の発売が迫ったBD&DVD vol.1、特典にはおよそ5分の新規映像特典に加えて、新作ピクチャードラマやオールカラー作品解説書、そしてBDだけの特典として絵コンテ集や、脚本の大河内一楼さんによる未使用シナリオの公開など豪華特典が満載でございます。
さらに、公式サイトでは各法人の全巻購入が公開中!どれもこれもめちゃくちゃ可愛いです…。

 さてさて、今週も感想、考察、etcをやっていきたいと思います。

■プリンセス・プリンシパル 第6話「case18 Rouge Morgue」


 ある日、コントロールから別の任務を言い渡されるドロシー。それは、死亡した連絡員の身体に埋め込まれた、王国外務省の暗号表を奪取するというものであった。任務を言い渡した7によると、該当の死体はノルマンディー公の協力者が知っているという。

 ベアトリスと共にロンドン中の死体が集まるモルグへ潜入したドロシーは、既に死体探しを始めていたノルマンディー公の協力者と接触するが、なんとそこにいたのはドロシーの生き別れた父親・ダニーであった。

■親子の再会とドロシーの過去


プリンセス・プリンシパル 第6話「case18 Rouge Morgue」【感想コラム】

画像引用元:(C) Princess Principal Project

 チーム白鳩のお姉さんで、まとめ役で、なにかと色仕掛けで乗り切ろうとするドロシー。今週はそんな彼女にスポットを当てたお話となります。

 とある時、部室で鍵のピッキング訓練でしょうか?ベアトリスの訓練に付き合ってあげているドロシー。

 なかなかこの組み合わせも珍しいですね。どうやらアンジェのちせにも、いろいろと教えてもらっているベアトちゃんですが2人の教え方が下手すぎて天才肌な教え方がすぎてなかなか理解できないようで苦戦しているようでした。対して、やはりドロシーは他のメンバーと比べるとしっかり者のお姉さん肌という感じですね。

 そんなドロシーが無自覚に歌っていた鼻歌が気になる様子のベアトちゃん。本人にはどうやらこの鼻歌に関してなんだか意味深な裏がありそうですね。

 そんな時、ドロシーのもとへコントロールからチェンジリング作戦とは別の任務が言い渡されます。

 それは、死亡した連絡員の死体に埋め込まれた、王国外務省の暗号表を奪取するというもので、ノルマンディー公の協力者を利用し調査して欲しいというものでした。

 そして、その協力者というのがドロシーの父親である”ダニー・マクビーン”ということでドロシーに白羽の矢が立ったのです。

 なにかあった時の連絡用にとベアトリスを連れ、通称・幽霊通りと呼ばれる通りを抜け、死体安置所であるモルグへ向かったドロシー。そこには小汚い容姿と、最低な口調で喋る親父と遭遇します。

 なにを隠そうこの最低親父こそ、ノルマンディー公の協力者でありドロシーの父親であるダニー・マクビーンだったのです。

 モルグと聞くと、小説の「モルグ街の殺人」が浮かびますがこの作品でも訳アリの人たちが集められているようで、ダニーも訳アリの様子。

 親子の再会という言うにはあまりにもそっけない、あまりにもうれしくない再会。やはりかなーり訳ありな親子だということだけはわかります。

■最後の父親らしさ


プリンセス・プリンシパル 第6話「case18 Rouge Morgue」【感想コラム】

画像引用元:(C) Princess Principal Project

 後日、任務のためモルグを訪れていたところダニーが、怪しげな集団と会話しているところへ遭遇する2人。どうやら会話の相手は借金とりのようで、そんなダメな父親の様子に激昂するドロシー。

 ドロシーの父親はどうやら昔は腕のいい蒸気技師でしたが怪我をしたことを理由に自暴自棄になり、ろくに仕事もせずに借金を作り、娘のドロシーに当たり散らすなど知れば知るほどダメな親父で、ドロシーはそんな父親から逃れるように家出していた過去をもっていました。

 本来ならスパイとして隠すべき素性。普段は凛としているドロシーですが、本人も『私は…多分アンジェより弱いんだ』と語っている通り、親の愛情を知らないまま何事も一人でこなしてきたドロシーは本当は誰よりも精神的に脆い存在なのもかもしれません。

 酔った父親を介抱する振りをして、ダニーの部屋を訪れた2人は、さっそくノルマンディー公に関する情報を漁ろうとします。

 酔った勢いか、ドロシーを母親の方のドロシーと勘違いするダニー。ここでドロシー=母親の名であり、ドロシーの本名はデイジーだとわかりますね、もしかしたら今のドロシーは母親の面影が非常にある顔なのかも。

 さらに酔った勢いで、死亡した連絡員の特徴を喋っちゃうダニー。まあ娘がまさか敵国のスパイとは思わないし、酷ですがコントロールもこの親子という立場を敢えて利用してドロシーに指令を出させたので結果オーライというところでしょうか。

 またまた後日、借金取りから借金が返せなければ娘を代わりに肩代わりしろとけしかけられるダニー。そしてそうとは知らずに、ついに目的の連絡員を発見し、歯に仕込んであった暗号を写しだすドロシーたち。

 暗号を写し終わると、ダニーに報告にいくドロシーたちはこれで父親はこんな生活から救われると安堵します。なんだかんだでやはり父親には甘いというか優しさをみせるドロシーは、前のような父親に戻って欲しいという思いがあるのでしょう。

 連絡員の情報は実は既に抜き取られたあととは知らずに、暗号文書の発見を報告するダニー。

 しかし、娘に会えた嬉しさからその事を喋り、娘のためにと追加で報酬をねだってしまうダニー。

 ラジオで語られていましたが、このことがトリガーでダニーは敢えなくガゼルに消され、モルグ送りとなってしまうのです。

 最後の最後に見せた父親らしさ。

 実は借金取りにも娘の肩代わりは断固として拒否していました。

 この最後に見せた父親らしさが仇となったのです。

 (初めは、ノルマンディー側にダミーの娘のドロシーがスパイであることを知っていたから消されたのかと思ってたら違いました。)

 なんの事情も知らずに酒場で父を待つドロシーたち。

 『弱くて最低の父親なんだけどさ。まだ職人としてやれてた頃はいい父さんだったんだ』

 と、やはり父親に対してはいまでも一縷の愛情があるようです。

 来るはずのない父親を待つドロシーたちの楽しげな会話が幽霊通りへととけていきました。

■二転三転したラストの展開


プリンセス・プリンシパル 第6話「case18 Rouge Morgue」【感想コラム】

画像引用元:(C) Princess Principal Project

 なんて酷い父親だ…結局、娘を売るのか…。→いやいや最後くらい父親らしいとこ見せたじゃないかいい話だなー→なんでこんな悲しい結末になるんだ!!!

 と、二転三転してなんとも言えない後味のお話となりました…。ラストのドロシーと特殊EDがまたはんとも……前回のちせのお話よりも救われない感じが悲しいですね…。

 なによりも、今回1番懸念点が立ったのがメインキャラの5人のうち誰かが死ぬのでは!?ということ。

 1話目からばしばしと消されてきていますし、特にアンジェたちスパイの任務は危険を伴うことですからね…今回の話を見てメインキャラも誰かいなくなってしまうのではと感じてしまいました。特にドロシーやベアトリスはスパイとしては優しすぎる性格をしていますしね…そうならないことを祈る!

 そして、今回出てきた借金取りのフランキーの声が、探偵ホームズのホームズ役や初代宇宙戦艦ヤマトの古代進役など演じた広川太一郎さん!?と気になった方は多いのではないでしょうか。このフランキー役を演じたのはイラストレーターのもりいくすおさんという方で、彼の自己紹介にもあるように、ラジオ番組で広川太一郎さんのモノマネをやったことで有名になった方ということでした。

 あの特徴的な喋り方はやはりかなり意識されて喋ってたのでしょう。プリンセス・プリンシパルはベアトリスの声だったりとやったらと大御所でその人が!?という配役の方が多いのでびっくりしちゃう演出でしたね。

ちなみに気になった方も多いと思う借金取りですが、イラストレーターのもりいくすおさんに演じて頂きました。僕が是非にとお願いした所快諾を頂きまして、広川太一郎さんな感じのオカマと相成った訳であります。コサキンで広川さんご本人から太鼓判をもらった程の広川節な方であります。#pripri

 — 橘正紀 Masaki Tachibana (@tachicol_) 2017年8月13日

 来週以降も、意外なキャスティングがあるかもしれませんね。

 どんなキャスティングが来るのを予想するのも面白いかも!?ということで、来週も期待しましょう。

 プリンセス・プリンシパル 感想コラムのまとめ

(あにぶ編集部/Uemt)

(C) Princess Principal Project

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