関連記事
オンキヨー、AIに対応したスマートスピーカー開発でSDLに加盟
(写真: オンキヨーの発表資料より)[写真拡大]
オンキヨーは15日、スマートデバイスリンク(SDL)の業界団体である「スマートデバイスリンクコンソーシアム」に加盟したと発表した。AIに対応した車載用スマートスピーカーの開発が狙いだ。
【こちらも】フォードとトヨタ、クルマとスマホを繋ぐ「SDL」標準化に非営利団体
スマートスピーカーとはAI機能を利用したスピーカーで、自家用車のドリンクホルダーなどに置いて使用する。運転中にスマートフォンで受信したメールの通知を音声で知らせたり、メール内容の読み上げなどを行える。更にSDLを採用することで、車載ナビにデータのやり取りを表示する事も可能になる。
●AIの普及加速に一役
AIとは「人工知能」の事で、家庭向けや企業向けの商品開発が各社で進んでいる。人工知能の研究は2つのグループに別れており、人工知能を持った機械を開発しようとするグループと、人工知能を持った人間の様な機械を開発しようとするグループがある。製品開発に利用されている研究は前者のほうだ。
オンキヨーもこの開発の流れに乗っており、14日にAI関連ベンチャー企業と音声認識機能を持った商品の共同開発を発表し、立て続けに今回のSDL加盟を表明した。
●業界標準のスマートデバイスリンク
スマートデバイスリンク(SDL)は、米フォードとトヨタ自動車が普及を推し進めるオープンソースだ。ナビ等の車載器とスマートフォンアプリを連携させる為のプラットフォームで、非営利団体である「スマートデバイスリンクコンソーシアム」が管理・運営を行っている。
●スマートスピーカーの特徴
オンキヨーが開発予定の車載用スマートスピーカーは、SDLによる自動車との連携、スマートフォンとの連携、音声入力によるドライバーとの連携、インターネットとの連携、と複数の連携を可能としている。
スマートスピーカーによる各デバイスの音声操作や、操作内容の読み上げ機能により、ドライバーは運転中にスマートフォンやナビを直接操作する危険性が減り、安全運転に役立っていきそうだ。今後のオンキヨーのAI関連技術開発を見守っていきたい。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- 順調に収益を積み重ねているパラマウントベッドがいま、注力を宣言している2つの事業 4/17 08:48
- 久方ぶりのヒット期待商品出現、介護商品企業:幸和製作所に期待したい理由 4/13 08:43
- シャッター業界で世界屈指:三和HDを中長期構えの資産形成株と捉える理由 3/12 09:14
- 【QAあり】日東精工、通期売上高は前年比1.6%増、ケーエム精工、ピニングや日東精工アナリテックヨーロッパが業績に貢献 3/ 7 16:51
- 鉄骨・橋梁大手:駒井ハルテックの容易でない収益構造も、新規事業の芽もしっかり育る 3/ 6 09:38