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まずはマド埋めとなる19660円辺りを意識/東京株オープニングコメント
記事提供元:フィスコ
*08:54JST まずはマド埋めとなる19660円辺りを意識
15日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行で始まろう。14日の米国市場は、北朝鮮情勢の緊張緩和が好感され、半導体・半導体製造装置や銀行を中心に上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の19585円となり、これにサヤ寄せする格好となろう。円相場は1ドル109円70銭辺りと、前日から50銭程度円安に振れていることも手掛かりになりそうだ。
もっとも、北朝鮮の地政学リスクが払拭された訳ではなく、15日がXデーとの見方もされるなか、積極的な売買は手控えられよう。米ハイテク株の上昇がセンチメントを若干明るくさせようが、夏季休暇シーズンで参加者が限られていることもあり、買い一巡後はこう着感の強い相場展開が続くことになりそうだ。
日経平均はマドを空けての下落となり、5月半ば以来の安値水準をつけている。ボリンジャーバンドでは-4σ水準まで下げてきており、売られ過ぎが意識されるため、ここから売り込む流れにもなりづらいであろう。米国が落ち着きをみせたこともあり、まずは自律反発が試されるところである。心理的にはマド埋めとなる19660円辺りを意識しておきたい。(村瀬智一)《AK》
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