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米国株見通し:北朝鮮情勢への警戒感に一先ず落ち着きも
記事提供元:フィスコ
*20:26JST 米国株見通し:北朝鮮情勢への警戒感に一先ず落ち着きも
S&P500先物 2454.25(+14.25) (20:05現在)
ナスダック100先物 5872.50(+34.25) (20:05現在)
20:05時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物はしっかりで推移している。また、NYダウは90ドル高程度で推移。欧州市場は、全般上昇して推移している。原油先物相場は小幅に下落して推移しており、これらの流れを受けて、米株式市場は買い優勢の展開から始まろう。
11日の米株式相場は上昇。北朝鮮情勢の緊迫化を嫌気した売りが一巡し、ハイテク株を中心に買い戻しの動きが広がった。しかし、トランプ大統領が北朝鮮に対する軍事解決の準備に自信を示したことで地政学リスクへの警戒感は根強く、上値は限られていた。
引き続き北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりから、投資家心理の悪化が予想される。しかし、トランプ大統領は中国の習近平国家主席と電話を会談しており、両者は、朝鮮半島の非核化に向け連携していくことを確認。また、北朝鮮への制裁強化を支持する一方で当事国に冷静になるよう促している。21日からの米韓合同演習を控え、警戒感が後退するわけではないが、中国との話し合いの余地も残されており、一先ず落ち着きはみられそうである。
NYダウは北朝鮮情勢への懸念から、急速に調整を強めており、支持線として意識されている25日線での攻防をみせている。ただし、過熱警戒感が意識されていたところであり、形状としては理想的な調整である。北朝鮮情勢を睨みながらとはなるが、水準としては押し目拾いのスタンスになりそうだ。《KK》
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