ナイツ&マジック 第2章「Hero & Beast」【感想レビュー】

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

　今回からOPとEDが入ります!そして初の本格的な戦闘シーンもある第2章、さっそく始めていきましょう!

■ナイツ&マジック 第2章「Hero & Beast」【感想レビュー】

　夜間演習中に魔獣の襲撃を受けた生徒たち。高学年は森の奥で孤立していたが、高等部の幻晶騎士と共に加勢したエル達によって危機を脱した。だがエルは、魔獣の様子に疑念を抱く。魔獣はまるで何かを恐れて逃げているかのようだったのだ。

　エルの予感は的中し、やがて強大な魔獣ベヘモスが現れる。ベヘモスのような師団級魔獣の出現は300年ぶり、建国以来初。ヤントゥネン騎士団を総動員しても、打ち倒すことは難しいという。

　生徒たちが脱出を開始する中で、エルは想像を超えた作戦を開始する。

■師団級魔獣、べへモスの襲来!

　師団、という言葉を聞きなれない方も多いと思いますので、まずは説明を。これは軍隊の構成単位の一つです、陸上自衛隊を例にあげますと。組から始まり、分隊、班、小隊、中隊、大隊、群、連隊、団、旅団ときた次が師団となります。構成人数は9000人から6000人に及ぶ、かなり大きなものであることがお分かりいただけたでしょうか。べへモスは対抗するために師団が必要になるほどの魔獣、ということです。

　暗い中で見ると、まさに山が動いているのかと思わせるほどの巨体です。こんなのを相手にするなら確かに巨大ロボットが必要だと納得できますが、その幻晶騎士でさえべへモスの足の爪ほどの大きさでしかありません。開始早々、「どうやって倒すのこれ…」と思わされます。

■OPはこれから出てくる物がいっぱい!

　1話にも出てきた3体アールカンバー、グゥエール、トランドオーケスは公式サイトにも掲載されているのでそちらをご覧いただければお分かりになると思いますが、エルたちが着ているパワードスーツっぽいもの、1章の感想最後でちょっと触れた“凶悪な顔で腕が6本もある青い幻晶騎士”が印象に残ると思います。

　察しのいい方はこれが何なのか、既にお気づきかもしれませんが、ネタバレは登場までお待ちください。

■べへモスの出現に、学生たちは…

画像引用元:©天酒之瓢･主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

　出現したべへモスに対して、エドガーを始めとする高等部の騎操士たちは他の学生が逃げる時間を稼ぐための囮役を務めますが、パニックを起こしたディートリヒ(以下ディー)はグゥエールに乗ったままその場を逃げ出してしまいます。

　そんな彼の前に、突然現れたエルは「先輩からなら、僕も遠慮なくグゥエールをお借り出来そうです」と言い放ち、ディーを気絶させてシートの後ろに押し込むと操縦桿を引っこ抜き、内部のコードを自分の武器である銃杖(ガンライクロッド)、ウィンチェスターに巻き付けて抜いた後に差し込みます。そして、操縦機器を介さずに直接制御でグゥエールを動かし始めたのです!

　これ、具体的に何をやっているのかと言いますと、コントローラーを使わずにプログラム言語だけでゲームをプレイしてるような感じ、でしょうか。

　術式を解析し、実際に動かしながら同時に最適化とデバッグを行って文字通り“自分の思ったように機体を動かせるようにする”という無茶をしているわけです。プログラムってそんな簡単に出来るの?と思いますが、相手は熟練のプログラマーなので常人には理解不能です。

■実はヤバい人だった

　師団級魔獣、べへモスを前に歓声を上げながら戦い始めるエル!この時点ですでに危ない人ですが、本領発揮はさらにひどい。べへモスが騎士団の幻晶騎士を破壊したのを見て、「ロボットを壊していいのロボットだけ」と激怒します。幻晶騎士が生まれた理由を真正面から否定してのける恐ろしい発言と、「ロボットと共に死ねるなら本望」という言葉にヤバい人なのがありありと分かります。物語が進めば、もっとヤバい発言が出てくるのでドン引きされる方もおられるかも…

　次回から、この作品の重要な要素である“幻晶騎士の開発”が始まります。理想の幻晶騎士を造るための第一歩を踏み出すエルと、それに巻き込まれていく学園の生徒たち。この物語は、ここからが本番です!

タイトル
ナイツ&マジック

監督
山本裕介

声優
エルネスティ・エチェバルリア:高橋李依
アデルトルート・オルター:大橋彩香
アーキッド・オルター:菅原慎介
エドガー・C・ブランシュ:内匠靖明
ディートリヒ・クーニッツ:興津和幸
ヘルヴィ・オーバーリ:伊藤 静

公式サイト
http://knights-magic.com

　ナイツ&マジック 第1章「Robots&Fantasy」【感想レビュー】

(あにぶ編集部/如月)

©天酒之瓢･主婦の友社/ナイツ＆マジック製作委員会

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