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比較.com、Airbnbとシステム連携、TEMAIRAZUシリーズから登録可能に
システム連携の概要図(写真: 比較.comの発表資料より)[写真拡大]
比較.comは3日、米Airbnbと業務提携に関する契約を締結したと発表した。比較.comが提供する「TEMAIRAZUシリーズ」を通じて、世界最大手のコミュニティ主導型マーケットプレイスであるAirbnbへの宿泊施設登録が可能となる。
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今回の提携により、小規模で個性的な宿泊施設は、TEMAIRAZUを通してAirbnbへの登録が可能になる。登録には、ユニークで小規模であることを示すための、特定の基準を満たす必要がある。TEMAIRAZUの標準機能で在庫・料金・予約情報の管理に加え、「リスティング機能」により、施設画像の掲載・変更も可能だ。
「TEMAIRAZU」は簡単な操作で複数の宿泊予約サイトに登録・一括管理ができるシステム。宿泊サイトが登場し、ネット予約が始まって間もなくの2002年にサービスを開始。オーバーブッキングを防止する自動更新機能も備えており、宿泊施設側が各予約サイトを個別に管理する負担を大幅に減らせる。
今回のAirbnbとの提携は、TEMAIRAZUのユーザーにとって新たな顧客を獲得するために有効だ。すでにいくつかの宿泊施設がサービス利用を進めているという。宿泊施設が海外からの旅行者にアピールする手段として開始しやすく、Airbnbが重要視している、現地での暮らしに溶け込むような個性を持つ旅館や町屋、オーベルジュなどにとってはより効果的な宣伝となりそうだ。
Airbnbは2008年に創業し、旅行先での現地文化とのつながりやユニークな旅行体験をコンセプトとして宿泊情報を提供している。サイトには世界191カ国6万5,000以上の都市において、アパートやヴィラ・城・ツリーハウスなど何百万というユニークな部屋の情報が登録されている。「体験」では地域のコミュニティや興味・関心に対するアクセスを提供し、「スポット」では現地に住む人々がリコメンドする穴場を発見できる。日本ではインバウンドの旅行者の増加に伴って「民泊」として話題となり、家の空きスペースの活用し収入を得る手段として注目を集めている。(記事:高橋珠実・記事一覧を見る)
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