錦織圭、ゲリー・ウェバー・オープン初戦は逆転勝ち

　20日、ドイツ・ハレでテニスのゲリー・ウェバー・オープン男子シングルス1回戦が行われ、錦織圭がフェルナンド・ベルダスコを破った。7月3日から行われるウインブルドン大会に備えて出場した今季初の芝コートでの試合を、6-7（7-9）、6-3、6-4で逆転勝利した。相手の世界ランキング34位のベルダスコ（スペイン）は、錦織が今大会出場するダブルスのパートナーでもあった。

　第1セットはお互いブレークされることもなくタイブレークに突入すると、ここでも粘り合いとなって6-7（7-9）と落としてしまう。ベルダスコのファーストサービスに押されていた。

　第2セット、ベルダスコのサービスの成功率が落ちてきたところで錦織が第4ゲームをブレークするも第5ゲームはブレークバックされる。ここでさらに続く第6ゲームを再びブレークし、そのまま6-3でセットカウントを1-1とする。

　第3セットは錦織が何度もブレークポイントを握るもベルダスコに粘られたが、第7ゲームでついにブレークする。終盤は腰などの治療に入ったベルダスコに反撃を許さず6-4で奪っての逆転勝ちとなった。

　この試合は14本ものサービスエースを決められた。ボールが弾まない芝のサーフェイスはビッグサーバーに有利なため、錦織にとっては難しい試合が続く。2回戦は、世界ランク38位のカレン・カチャノフ（ロシア）と対戦する。