NY株式:ダウは47ドル安、投資家のリスク選好姿勢が後退

2017年6月7日 07:06

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:06JST NY株式:ダウは47ドル安、投資家のリスク選好姿勢が後退
6日の米国株式相場は下落。ダウ平均は47.81ドル安の21136.23、ナスダックは20.63ポイント安の6275.06で取引を終了した。主要経済指標の発表が無い中、8日に実施される前FBI長官の議会証言、英国総選挙欧州中央銀行(ECB)理事会への警戒感が強まり軟調推移となった。ただ原油相場の上昇を受けて、下値も限られた。セクター別では、エネルギーや素材が上昇する一方で食品・生活必需品小売や小売が下落した。

百貨店のメーシーズ(M)は、最高財務責任者(CFO)が5-7月期の粗利益率が予想を下回るとの見方を示し、下落。手芸・家庭雑貨販売のマイケルス(MIK)は決算内容が嫌気され、軟調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)は低所得の利用者に対して、会員制サービス「プライム」の会費を引き下げることを発表し、売られた。一方で、原油相場の上昇でエネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、昨日発表した音声認識型アシスタント機能「Siri」を搭載した家庭用デバイス「ホームポッド」が好感され、買われた。

著名投資家デービッド・アインホーン氏が率いるグリーンライト・キャピタルが自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)に対して提案した種類株式発行案は、本日の株主総会で否決された。

Horiko Capital Management LLC《TM》

関連記事