欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、米減税期待も経済指標は低下予想

2017年5月1日 17:55

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:55JST 欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、米減税期待も経済指標は低下予想
今日の欧米市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想したい。米国のトランプ政権による減税への期待からドル買い地合いに振れる見通し。4月ISM製造業景況指数など経済指標の発表が注目される。

週明け1日のアジア市場で、米議会が1兆ドル規模の歳出法案について暫定合意したと市場に伝わり、米長期金利の上昇がドル・円を111円後半に押し上げた。今晩の海外市場ではこれを手がかりとしたドル買いが継続する見通し。ただ、欧州の主要市場がメーデーなどで休場のため、積極的な買いは手控えられそうだ。

今晩は、発表予定の米経済指標では3月コアPCE価格指数(21時半)と4月ISM製造業景況指数(23時)が手がかりとなりそうだ。コアPCE価格指数は前年比+1.6%と予想されており、連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする+2.0%から遠のけば、6月利上げ期待が後退しよう。また、ISM製造業景況指数は56.5と予想され、3月の57.2を下回る見通し。前週末の1-3月期国内総生産(GDP)で成長の減速が意識され、ドル買いを弱めるかもしれない。

さらに、東京市場は3-5日がゴールデンウィークで休場となり、2015年、2016年の同時期のように手薄な時期を狙った仕掛け的な円買いへの警戒からドル・円は買いづらいようだ。足元では朝鮮半島有事や2-3日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)、7日投開票のフランス大統領への思惑から、リスク回避的な円買いは継続する見通しで、ドルの上昇は限定
的となりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・3月個人所得(前月比予想:+0.3%、2月:+0.4%)
・21:30 米・3月個人消費支出(前月比予想:+0.2%、2月:+0.1%)
・21:30 米・3月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.6%、2月:+1.8%)
・22:45 米・4月製造業PMI改定値(予想:52.8、速報値:52.8)
・23:00 米・4月ISM製造業景況指数(予想:56.5、3月:57.2)
・23:00 米・3月建設支出(前月比予想:+0.5%、2月:+0.8%)
・独、仏、イタリア休場(メーデー)
・英国休場(アーリー・メイ・バンクホリデー)
・インド、ブラジル休場《HT》

関連記事