ホームで勝てないアルビレックス新潟 柏レイソルに0-1で敗戦

2017年5月1日 06:22

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 サッカーJ1のアルビレックス新潟は、30日に行われた柏レイソル戦で0対1で敗れ、今節もホームで勝利を挙げることが出来なかった。これでカップ戦を含め公式戦3連敗。アウェー・ヴァンフォーレ甲府戦での勝利以外は全て敗戦の1勝6敗という戦績で4月を終える。

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■ホーム戦未勝利

 水曜日に行われたルヴァンカップ横浜F・マリノス戦はそれまでのリーグ、カップ戦ともベンチメンバー含め、大きく入れ替えて臨んだゲームだった。その殆どがここまで控え、またはベンチ外の選手で臨み、結果は1-4での敗戦。しかしその狙いは、勝敗ではなく完全に主力メンバーを温存し、なりふり構わずこの柏レイソル戦での勝利をもぎ取りにきたのだ。

 試合開始から、この日二列目で起用されたチアゴ・ガリャルドにボールを集め、幾度となくチャンスを作る。前半10分に相手のフリーキックが決まり先制を許すも、チアゴ、ホニのブラジル人コンビ、スタメン3試合目のボランチ・ロメロフランク等でゲームを組み立て、ホニの鮮やかなバイシクルシュート二本を含む12本のシュートで柏ゴールを脅かし続けた。今シーズン、初めてといってもいい最後まで希望を持たせる内容の敗戦だったと言えるかもしれない。

 それでも、結果は勝ち点を手にすることは出来ず、今シーズン公式戦ホーム未勝利の記録も『5』までとなった。

■サポーターの想いは『愛してる新潟』

 開幕当初から続く相手ボールへの寄せの甘さ、セットプレーへの対応、ゲームの流れを変えるに至らない控えメンバー等、多くの課題を残したまま、シーズンのおおよそ4分の1を消化した。これで、ホームであるデンカビッグスワンスタジアムでは昨年8月のアビスパ福岡戦以来、勝利を挙げることが出来ていないアルビレックス新潟。この日の柏レイソルとの試合でも19,782人の観衆を集めたが、またも試合後のスタジアムは歓喜に包まれることはなかった。

 リーグでも屈指ともいえる多くのサポーターが集うホームゲームで勝てない、そんなプロサッカークラブに未来は無い。そして、結果を追い求めない組織にも同じことが言えるはずだ。もはや誰もが納得の出来る手段を講じる必要がある。2年続けての指揮官の交代も、やむを得ないかもしれない。

 英断を望む。誰からも愛されるクラブの存続の為に。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る

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