17日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安と反落、銀行株が下げ主導

2017年2月17日 17:01

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記事提供元:フィスコ

*17:01JST 17日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安と反落、銀行株が下げ主導
17日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.54ポイント(0.85%)安の3202.08ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、28.91ポイント(0.85%)安の3352.96ポイントで取引を終える。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.04ポイント(0.30%)安の343.97ポイント、深センB株指数は0.70ポイント(0.06%)安の1123.52ポイントで終了した。

新規の買い材料に乏しいなかで売られる流れ。景気指標の上振れや年金資金の流入期待など、これまでの好材料は前日までの相場にいったん織り込まれた——との見方が流れている。上海総合指数は今月に入り上昇基調を強め、足元では約2カ月ぶりの高値水準を回復していただけに、利食い売りも出やすい状況だった。

時価総額上位の銀行株が下げを主導。中国銀行(601988/SH)が1.6%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.4%安、中国農業銀行(601288/SH)が0.9%安で引けた。非鉄株も安い。中国アルミ(601600/SH)が2.7%、江西銅業(600362/SH)が1.9%ずつ下落した。ゼネコンや建機のインフラ関連株も下げが目立っている。消費関連株や不動産株、エネルギー関連株なども売られた。

【亜州IR】《ZN》

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