【注目銘柄】品川リフラクトリーズは17年3月期第3四半期累計大幅増益で通期増額修正

2017年2月3日 11:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 鉄鋼業向け耐火物大手の品川リフラクトリーズ<5351>(東1)に注目したい。2月2日発表した17年3月期第3四半期累計の連結業績は大幅増益だった。そして通期予想を増額修正した。さらに再増額余地がありそうだ。株価は昨年来高値を更新して15年4月高値に接近してきた。上値を試す展開が期待される。

 17年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の769億56百万円となり、営業利益が同27.4%増の46億83百万円、経常利益が同27.4%増の46億94百万円、そして純利益が同17.6%増の26億01百万円だった。

 耐火物および関連製品は売上高が為替影響による円換算の減少で横ばいにとどまったが、セラミックファイバの増収、コストダウンの進展、輸入原材料の価格下落で大幅増益だった。エンジニアリングは大型建設工事が寄与して大幅増収増益だった。

 通期の連結業績予想は2月2日に増額修正した。売上高は5億円増額して前期比3.7%増の1015億円、営業利益は6億円増額して同15.6%増の58億円、経常利益は5億円増額して同17.1%増の58億円、そして純利益は据え置いて同14.4%増の32億円とした。修正後の通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高75.8%、営業利益80.7%、経常利益80.9%、純利益81.3%と高水準である。通期予想に再増額余地がありそうだ。

 株価は昨年来高値更新の展開だ。2月2日には297円まで上伸して15年4月高値333円に接近してきた。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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