政宗くんのリベンジ 第1話「豚足と呼ばれた男」【感想レビュー】

2017年1月11日 08:41

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政宗くんのリベンジ 第1話「豚足と呼ばれた男」【感想レビュー】©竹岡葉月・Tiv・一迅社/「政宗くんのリベンジ」製作委員会

政宗くんのリベンジ 第1話「豚足と呼ばれた男」【感想レビュー】©竹岡葉月・Tiv・一迅社/「政宗くんのリベンジ」製作委員会[写真拡大]

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  いよいよ冬アニメの季節となってまいりました。皆さん、見るアニメは決まりましたか? 今期のアニメの中から、「政宗くんのリベンジ」というアニメを担当させていただくことになりました、てる吉と申します。私の記事を読んでるだけで、実際にアニメを見ている気にさせられる、そんな記事を頑張って書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

  では、これは一体どういう内容のアニメなのか? 簡潔に言うと、デブで酷いフラれ方をした主人公が、痩せてイケメンになってその相手に復讐を果たすというお話です。少しでも興味が湧いてきてくれたら嬉しい限りです。

  さて、では記念すべき第1話のあらすじと感想にいってみたいと思います!

■政宗くんのリベンジ 第1話「豚足と呼ばれた男」


  真壁政宗の昔の姿は、とても太っていて、正直女子からも相手にされないような風貌だった。そんな彼は、好きだった安達垣愛姫(あだがき あき)に告白をする。だが、こっ酷いフラれかたをする。

 なんと、「豚足」というあだ名を付けられてしまったのだ。

 正宗の心に大きな傷をつけた愛姫。彼は、そんな彼女に痩せて見返すべく、必死に努力して誰もが振り返るようなイケメンへと変身する。そして、苗字を変えて彼女が在籍する高校に転入する・・・。

■ナルシストな主人公。だけどなぜかウザく思えない


  真壁政宗の部屋にはジムさながらの、筋トレマシンがずらりと並んでいる。そして部屋を上半身裸でうろついていると思えば、鏡の前でポージングをし始める。このアニメの主人公って、ナルシストなのか・・・。ちょっとウザいかも(笑)。そんな兄を後ろからバカにする妹の千夏。「これは己への戒めだ」と語る政宗は、「決めたんだ。甘ったれで無力だったあの頃には戻らないって」と心の中で呟く。何が彼をこんなふうにしたのでしょうね。そして幼女が、朝ごはんができたと彼の部屋へ入ってくる。ん? えー!? この人お母さんなの? めっちゃロリじゃないですか・・・。

 いや、別に悪いって言ってるわけじゃないんですけどね。なんか凄いな。そして、朝っぱらからカレー、から揚げ、ドーナッツという高カロリーのオンパレード。もちろん政宗は拒否。おそらく彼じゃなくも、ほとんどの人が食べれないと思うのですが。

「ただしイケメンに限る。この言葉は俺の座右の銘だ」
  「ただしイケメンに限る。この言葉は俺の座右の銘だ」と断言する政宗。何言ってるんだ(笑)。外を歩いているだけで、同じ高校の女子達に注目されるイケメンっぷり。女子テニス部を観察するのだが、「ちょっとあんた何見てんのよ!」と怒りの声。政宗のことかと思ったら、その後ろにいた冴えない男子生徒の事だった。いや、正宗も思いっきりガン見してましたけどね。ってか、冴えない男子と政宗で態度変えすぎだろ。やっぱりイケメンは見てても文句言われないのか。顔赤くして媚び売ってるし。女って怖いですね。これは冴えない彼、キレてもいいはずだ。

  校舎内では、公開告白が行われようとしていた。イケメンの男子が「残虐姫」呼ばれる女子に告白をする。だが、彼女は使用人に身辺調査を依頼したと言い、生徒達がいる前で彼の恥ずかしい秘密をあれよあれよと暴露してしまったのだ。周りはドン引きしている。そして、彼女は散々彼をけなした挙句に、彼の茂雄と言う名前から「し毛ぼーん」というあだ名を付ける。残虐姫、恐るべし・・・。

またしても新たなる美少女が登場する!?
  昔の出来事を夢で見てしまい、つい教室で寝言を言ってしまう政宗。そんな彼に、クラス委員長の双葉妙が「学校で寝るのは、学校に慣れてきた証」だと声をかける。お、巨乳で短髪の子ですか。なかなかいいですね。そこに、またしても新たなる美少女が登場する!? いや、違う。政宗は朱里君と言っていた。彼女も小十郎でいいよと。え、この子男の子だったのか(笑)。めっちゃ可愛くてビックリした。小十郎が政宗に買ってきたパンをあげる様子を、妙が顔を赤くしてニヤニヤしながら見ている。

 あなた、そういう系の人だったんですね。小十郎は「総受けの小十郎きゅん」と呼ばれて、一部に大人気らしい。いや、本人聞いたら絶対悲しむぞ(笑)。

  残虐姫が怖い顔で教室を訪れる。どうやら人探しをしているらしいが、近くにいた正宗のネクタイを引っ張って顔を近づけ、答えさせようとする。普通なら嫌な光景ですが、私ならご褒美として受け取ってしまいそう。やっと張本人が名乗り出た。どうやら残虐姫にラブレターを書いたそうなのだが、「むっちんプリンス」と、これまた酷いあだ名でズタズタにされてしまう。彼女の名前は、安達垣愛姫。安達垣グループのご令嬢らしい。すると、彼女の名前を聞いた途端に政宗が顔色を変え、その場を飛び出す。そして、愛姫を後ろから闘争心に満ちた表情でじっと見つめる。「まさか、こんなに早く再開できるなんて」と心の中で呟くが、一体どういうことなんだ?

  その性格から、同性からも恐れられているかと思われたが、愛姫には取り巻きが結構いた。そして、彼女達に接する愛姫はとても優雅で美しかった。男子に対する態度とは人格が違うみたいに。だが小十郎曰く、いつも一緒にいるのは小岩井吉乃と言う見た目が幼い子らしい。しかも、お弁当を食べるときはなぜか1人だとも。

画像引用元:©竹岡葉月・Tiv・一迅社/「政宗くんのリベンジ」製作委員会

なぜ取り巻きと一緒にご飯を食べないのか?理由が気になる政宗
  なぜ取り巻きと一緒にご飯を食べないのか? 理由が気になる政宗は、彼女の後を付けることにした。だが、小十郎と話している隙に見逃してしまう。そんな時に目に入ったのは、愛姫といつも一緒にいる吉乃だった。周りを気にしながら移動する彼女は明らかに怪しい。そして、彼女を追って行き着いたのは、なんと体育倉庫だった! むむ・・・もしや2人でいけないことでもするのか!? という冗談は置いておいて、政宗が中を覗くと、そこには偉そうに足を組んでいる愛姫がいた。お弁当を買ってくるのが遅い、と怒られてへこむ吉乃ちゃん可愛い。「カツサンド2個しかなかったから」謝る彼女。ん? 女子がカツサンドか・・・。あまり聞かないような。

  政宗は隙間から覗いてはいたものの、上から蜘蛛が目の前に現れ、悲鳴とともに倉庫の中へ入ってしまう。そんな彼を無言で見下す愛姫。凄く気まずい雰囲気だ。必死に謝るも、内心では天下の安達垣愛姫が体育倉庫でぼっち飯囲ってるなんて想像できるはずもないと思っていた。しかも、ガテン系御用達の高カロリーのものばかり入っているお弁当の愛用者だった! 「そこ邪魔だから出て行ってくれるかしら」とイライラしている愛姫。大き目の弁当1つくらい運動部の女子でも食べている、とフォローする政宗だが、近くに目をやると既に食べ終えたお弁当が3つも置いてあった・・・。え、この見た目に反して凄い食べるんですね(笑)。ギャップがありすぎて爆笑。「パンはどうしますか?」と空気の読めない吉乃に、「後でいい」と恥ずかしながら愛姫は答える。それと同時にお腹が鳴り響いて赤面する彼女に萌えました。必死に言い訳する愛姫の表情がゆるキャラっぽくなってる(笑)。焦ったようにその場を後にしようとする政宗に、「バラしたら承知しないから」と威圧する彼女。こ、怖いです・・・。

切り札を手に入れた政宗
  彼女の秘密を知り、切り札を手に入れた政宗は、それを当てつけに何度も愛姫に接触を試みる。なんて清々しい主人公なんだ。だが、実際は嫌がらせで返されてしまう。まあ、仕方ないと言えば仕方ない。体育の時間、通りすがりに「いい気になるなよ」と男子に囁かれる。

 普通ならビビってしまうところだが、それをも自らの糧にしてしまう政宗は強い。

  放課後の夕暮れ。愛姫と吉乃が2人で歩く。え、歩いて目を開けたまま寝るんですか、吉乃さん? なかなかの技術だ・・・。そんな彼女を起こし、空腹だから何かを買ってこいと言う愛姫。吉乃の戻りが遅く、空腹で焦る彼女。そんな彼女に、「そんなに急いで、真壁とデートか?」と声が聞こえる。そこには彼女に「むっちんプリンス」というあだ名を付けられてフラれ、政宗に囁いた男子が立っていた。怒りで我を忘れた彼は、愛姫の髪を引っ張り、持っていたはさみで切りかかろうとする。

 だが、そんな危機的な状況を政宗が助けに入った! こういう目に彼女が遭うかもしれないと思っていたと言う政宗。素手ではさみを掴んでいる手からは血が流れている。めっちゃ痛そう・・・。焦って逃げるむっちんプリンス君。ケガを心配する愛姫に、「お安いもんだよ。君の無事に比べれば」と格好つけるのだが、すぐさま激痛で悲鳴をあげてしまうところは面白い。

画像引用元:©竹岡葉月・Tiv・一迅社/「政宗くんのリベンジ」製作委員会

 だが、「あいつは俺のことを無碍にはできなくなったはず。あの安達垣愛姫が自分の秘密を知られた上に、ピンチから守られるなんて、プライドが許さないだろう」と、自信満々な表情に変わる。仕舞には「そんな顔しないで。女の子は笑ったほうが可愛いよ」と、さわやかな笑顔で語り掛けられ、愛姫は思わず赤面してしまう。もしや、もうフラグが立ってしまったのか!?

  実は、政宗は小さい頃はデブで、ボンボンで、いじめられっ子とという3重苦を抱えていた。おいおい、見た目がアクセルワールドのハルユキにそっくりじゃないか(笑)。そして、その時に好きだったのが愛姫だったのだ。だが、彼女に告白するも「アンタなんかと付き合うわけないでしょ。豚足」と言う酷いあだ名を付けられてフラれてしまうのだった。そう、彼は彼女に復讐するために痩せ、苗字を変えて転入し、ピンチを救ってあげたりしたのだ。そして、彼女を恋に落として、本気になったところで正体を明かし、最高の形で捨てるというのが彼の計画なのだ。めっちゃ巧みに練ってますね。「dead or love」作戦と言う名前は・・・突っ込んだほうがいいのかな?

  次の日、政宗を傷つけたむっちんプリンス君が謝るが、これまたイケメンらしく「気にすんなよ」と一言。イケメンナルシストだから腹立つ時もあるけど、なんかこの主人公憎めないな。そして、下駄箱に1通の手紙が入っていた。もしやラブレターか!? いや、そんな期待は見事に散った。なんと中には、「豚足」と書かれた紙が入っていたのだ(笑)。いきなりバレてるやんけ! そして、誰だろうこの手紙を入れたのは?

■今までにありそうでない斬新なラブコメが幕を開ける!


  豚足と言われた主人公がイケメンへと変貌を果たし、フッた本人に復讐をする。肝心の第1話は、掴みとしては申し分ない出来だったと思います。それにしても、ラブコメの内容としては王道からは外れていますよね。

 私としては、こういうアニメの方が新鮮に感じて好きです。これからどうなるか予想がつきませんし、この先期待出来るアニメではないのでしょうか? そして、個性的なキャラクターもこのアニメの魅力ですよね。主人の政宗はイケメンで、ナルシストという本来ならウザいキャラのはずですが、なぜかそうは思えない。と言うのも、彼自身ユーモアがあって、かつ小さい頃辛い境遇にあったからではないかと。

 そしてメインヒロインの愛姫。彼女もいつもは怖くて威圧的な感じですが、取り巻きと一緒にいる時は令嬢らしく優雅な感じがして、そして何といっても尋常じゃないくらいに食べる! これでもかというくらいに食べる。そんなギャップに私の心は奪われてしまいました。そして、彼女といつも一緒にいる吉乃。彼女は、もうその場にいるだけで癒されます(笑)。中の人が水瀬いのりさんなので、声も最高ですし、容姿も可愛くて言うことはないですね。

  第1話、すでにフラグが立ってしまったような描写がある愛姫に、正体が誰かにバレてしまっている政宗。この先2人のラブコメはどんな展開へと向かっていくのか? 第2話が待ちきれませんね。

  原作:竹岡葉月       監督:港未來       出演:花江夏樹、大橋彩香、水瀬いのり、早見沙織   他       製作:SILVER LINK.       公式サイト:http://masamune.t-tv.com/

 「 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 」は人々の心の葛藤、成長が見られる物語。

(あにぶ編集部/てる吉)

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