人工知能によるDoom大会で準優勝したAI、FPSならほかのゲームにも対応可能

2016年10月11日 21:36

印刷

記事提供元:スラド

taraiok曰く、 FPSの草分けとなった「Doom」を人工知能にプレイさせる大会「Visual Doom AI Competition」が開催された(GIGAZINE)。この大会にはIntel LabsやFacebook AI Resarchといった企業の研究チームや著名大学の学生・研究者らが参加し、「Limited Deatchmatch」ではFacebookのチームが、「Full Deatchmatch」ではIntelのチームが優勝したのだが、その両部門で2位を獲得したカーネギーメロン大学の学生2名によるチーム「The Terminators」(Bot名「Arnold」)が注目されているようだ(DNE of GEEK!Pittsburgh Post-GazetteSlashdot)。

 このチームが注目されているのは、FacebookやIntelといった莫大なリソースを持つ企業チーム相手に学生2人が善戦したからというだけでなく、彼らが開発したAIが画期的だったためだ。

 彼らが開発したArnoldは「画面上で何が起こっているのか」を解釈し、それに応じて判断を行うという。Doomという特定のゲームに最適化されたものではなく、人間と同様にゲームの内容を理解し、正確にプレイすることができるそうだ。そのため、Doom以外のFPSに対応させることも可能だという。実際、次は「Quake」をAIにプレイさせることにチャレンジするそうだ。

 スラドのコメントを読む | 人工知能 | ゲーム

 関連ストーリー:
プロ棋士とAIの囲碁勝負、第4局で初めて人間が勝利 2016年03月15日
ゲームAIプログラミングコンテストSamurAI Coding「侍3x3 軍団バトル」予選受付中 2016年01月07日
Googleが人工知能「DQN」を開発 2015年02月26日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事