絶滅寸前のカメ、一匹が頑張って子を作り滅亡を回避

2016年9月24日 09:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ガラパゴス諸島の最南端、エスパニョーラ島にのみ生息する「エスパニョーラ・ゾウガメ」という亀は、1970年には生息数がわずか15匹にまで減少し、絶滅が危惧されていたそうだ。しかし、この種の1匹の亀が800匹もの子を作ったことで、絶滅の危機は去ったという(ギズモード・ジャパンOur World)。

 800匹もの子を作った亀は「ディエゴ」と名付けられており、元々は米サンディエゴ動物園で飼育されていたという。しかし、エスパニョーラ・ゾウガメの絶滅の危機を受けてガラパゴス島に送られて子作りに励んだ結果、数十年で800匹もの子供を作ることに成功したそうだ。

 現在ガラパゴス島には約2000匹のエスパニョーラ・ゾウガメが住んでいるが、そのうち40%のカメのお父さんはディエゴという結果になっているという。ネットでは「絶倫カメ(Fuck Tortoise)」なんていうあだ名も付けられている模様。

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