総理スピーチで日韓、日露関係重視姿勢を表現

2016年9月4日 17:16

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記事提供元:エコノミックニュース

 安倍晋三総理はウラジオストクでの東方経済フォーラム2016に出席し、スピーチ冒頭に「韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領、再びお会いできて光栄です」と語り、次いで「なによりもロシア・ウラジーミル・プーチン大統領、お招きに応じて、初めてウラジオストクの地を踏むことができました。心より嬉しく思っています」と日韓、日露関係重視の姿勢を表現した。

 また、安倍総理は「ウラジオストクをユーラシアと太平洋とを結ぶゲートウェイにしようではありませんか」とプーチン大統領がウラジオストクを「自由港」とし、これをモデルに、他の港湾都市も自由港にする構想だとして、これを支持する考えを発信した。

 また、安倍総理は「経済成長をもたらすには、手段は3つしない。資本ストックの更新と労働投入の増加、労働生産性の向上だ。そしてアベノミクスは、この3要素すべてに働きかけることで、なんとか日本の成長を押し上げようとしている」と語り、「経済成長にとってほかの何よりも重要なのは、人間の期待だ」と語った。

安倍総理は「人々が、明日はきっと、今日より良くなると信じることが、すべての基本」と語り、「まずは、ウラジーミル(プーチン大統領)、あなたと私とで、日本とロシアのもっと緊密な協力が生み出す将来の可能性について、強い確信を共有しましょう」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)

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