【市場反応】ECB政策金利据え置き、現在は措置の導入に焦点、ユーロ乱高下

2016年6月3日 00:40

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記事提供元:フィスコ


*00:40JST 【市場反応】ECB政策金利据え置き、現在は措置の導入に焦点、ユーロ乱高下
 欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り3つの政策金利(主要政策金利:0.00%、・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限):-0.40%、・限界貸出金利(上限):0.25%)を現行で据え置くことを決定した。ECBは加えて社債購入を6月8日に開始することを発表。


 ドラギ総裁は理事会後の会合において、「成長リスクは依然下方に傾斜」「リスクは世界経済、英国のEU離脱に関する国民投票だ」と言及。前回会合と同様に、「金利は長期にわたり現行、または現行より低い水準で推移すると見ている」と繰り返した。また、ECBはインフレの第2次的影響を注視、「必要とあれば行動する用意がある」との方針を示しユーロ売りに拍車をかけた。


 ただ、「景気刺激策の効果はまだ完全に実感されていない」とし、「3月に発表した措置の完全な影響を見る必要があり、現在は、措置の導入に焦点をあてている」との方針を示したため、追加緩和への期待が後退。また、ECBが本年の成長やインフレ見通しを引きあげたことも一時ユーロの買い戻しにつながった。


 ユーロ・ドルは一時1.1216ドルへ上昇後、1.1152ドルへ反落し日中安値を更新した。ユーロ・円は、122円09銭から121円06銭まで下落し、2013年4月来の安値を更新。ユーロ・ポンドは0.7753ポンドから0.7720ポンドへ下落、ユーロ・スイスは1.1068フランへ上昇後、1.1037フランへ反落した。

【金融政策】
・欧州中央銀行(ECB):主要政策金利を0.00%に据え置き
・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を-0.40%に据え置き
・限界貸出金利(上限)を0.25%に据え置き
「社債購入を6月8日に開始へ」《KK》

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