豊田通商、北米電力卸売り市場向け発電所が商業運転を開始

2016年5月2日 17:33

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豊田通商が参画する米国ニュージャージー州のショア天然ガス焚き火力発電所の開所式の様子。(同社発表資料より)

豊田通商が参画する米国ニュージャージー州のショア天然ガス焚き火力発電所の開所式の様子。(同社発表資料より)[写真拡大]

 豊田通商は2日、米国ニュージャージー州のショア天然ガス焚き火力発電所の商業運転を1月に開始し、4月25日に開所式を実施したと発表した。今後30年以上にわたって、北米最大の電力卸売市場であるPJMを通じて、米国北東部に電力を供給する計画という。

 豊田通商によると、今回のショア発電所は、発電容量720MW(メガワット)。米国発電デベロッパーであるコンペティティブ・パワー・ベンチャーズ・ホールディングス(Competitive Power Ventures Holdings, LLC)が開発し、豊田通商は2013年9月に参画した。

 豊田通商は、北米地域を電力事業分野の重要市場の一つと位置づけ、売電形態の多様化と電力事業の拡大を図っている。北米で参画する電力事業は、合計6件(総発電容量4,155MW)。そのうち米国での電力卸売市場向け発電事業は4件(総発電容量2,840MW)で、今回のショア発電所は、そのなかの商業運転開始第一号案件という。

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