1月の消費者物価指数、102.6で前年比横ばい―ガソリン価格が大幅低下

2016年2月26日 11:42

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生鮮食品を除く総合指数の推移を示すグラフ。(総務省統計局「消費者物価指数(平成28年 2016年 1月分より)」)

生鮮食品を除く総合指数の推移を示すグラフ。(総務省統計局「消費者物価指数(平成28年 2016年 1月分より)」)[写真拡大]

 総務省が26日発表した全国の消費者物価指数(2010年=100)は、変動の大きい生鮮食品を除く指数で102.6となり、前年同月比横ばいだった。生鮮食品を除く指数は、昨年11、12月とそれぞれ同0.1%の微増となっていた。テレビなどの耐久財などが上昇した半面、ガソリン価格が大幅に低下したのが響いた。先行指標となる東京都区部の2月の消費者物価指数(中旬速報値)は、生鮮食品を除く指数で101.3と同0.1%の下落となっている。

 1月の全国消費者物価指数は、総合指数で103.0と、前年同月比横ばいである。総合指数で上昇したのは、みかんなどの食料で、同9.8%上昇、また、テレビなどの教養娯楽用耐久財も同11.7%上昇した。このほか、宿泊料、外国パック旅行なども上昇した。

 半面、下落したのは、光熱・水道費で、このうち電気代は同6.4%、都市ガス代は同11.6%、灯油が同26.3%それぞれ下落した。交通・通信費では、ガソリン代が同16.7%の下落となり、自動車関係費全体で同4.6%の下落となった。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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