蜷川実花さんらの現代美術で彩った上越新幹線を来春運行

2015年10月7日 05:56

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蜷川実花さんの作品で外装を飾った「GENBI SHINKANSEN  現美新幹線」イメージ(JR東の発表資料より)

蜷川実花さんの作品で外装を飾った「GENBI SHINKANSEN 現美新幹線」イメージ(JR東の発表資料より)[写真拡大]

 JR東日本は6日、写真家・映画監督の蜷川実花さんらの現代美術作品で内外装を彩った上越新幹線、「GENBI SHINKANSEN 現美新幹線」を、2016年春に越後湯沢~新潟間で運転すると発表した。

 同社では「新しい東日本エリアを発見・体験」をテーマに新しい列車をプロデュースし、利用者に「日常から解放される」旅行を提供することで、地域の活性化と観光流動の拡大に取り組んでおり、「GENBI SHINKANSEN 現美新幹線」もその一環。

 対象車両はE3系(新幹線用車両)を改造し、6両編成で座席数は105の予定。運行線区は新潟エリアを中心とした上越新幹線区間で、土休日を中心に年間120日程度の運転を予定。

 参加するアーティストは、エクステリアデザイン(外装)を蜷川実花さんが撮影した長岡の花火で飾り、インテリアデザインは松本尚(絵画)・小牟田悠介(平面)・古武家賢太郎(絵画)・paramodel(絵画・彫刻)・石川直樹(写真)・荒神明香(立体)・ブライアン・アルフレッド(映像)の各氏が担当する。

 この他、列車のシンボルマークや、魚沼産コシヒカリの米粉や佐渡バターを使用したスイーツ、燕市のコーヒー(13 号車に設置するカフェで提供予定)などについても、各ジャンルのスペシャリストが監修を手掛けるという。(記事:町田光・記事一覧を見る

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