欧米為替見通し:主要株価指数が下げ幅を縮小する局面では買い戻しの展開か

2015年7月9日 17:24

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:24JST 欧米為替見通し:主要株価指数が下げ幅を縮小する局面では買い戻しの展開か

ドル・円は下げ渋る展開となりそうだ。中国株ショックを受け、リスク回避の円買いが進みやすい地合いだが、主要株価指数が下げ幅を縮小する局面では買い戻しの展開が予想される。

ドル・円は、中国株ショックを受け前日の取引で122円の水準を割り込んだ後、海外市場では120円41銭まで売り込まれた。東京市場では120円71銭で寄り付き、全般的に軟調ながらも下げ渋った。

前日大幅安の日経平均はきょうも売り優勢の展開で、前日比で一時600円超下げ、1万9100円台をつけた。ただ、前場の終盤にかけて下げ幅が縮小されると、リスク回避の動きがやや緩み、ドル・円、クロス円とも買い戻しがみられた。

市場関係者は、「ドル・円は120円台で値ごろ感が強まり、機関投資家による断続的な買い戻しがみられた」としたうえで、目先の取引について「心理的節目の120円を維持できるか注目している」と述べた。

中国証券監督管理委員会(CSRS)は、持ち株が5%以上の株主を対象に一定期間、株式売却を禁止する措置を発表した、と報じられた。中国当局は株価対策を次々に打ち出しており、市場関係者もそれらの効果を見極めている。

一方、ギリシャ問題に関し、7日に開かれたユーロ圏首脳会議で、ギリシャ政府は新たな支援プログラムの確保と経済破綻回避を可能にする新しい経済改革案を提示するよう求められた、と報じられた。

また、欧州の首脳は、ギリシャが救済条件を受け入れる期限を12日とし、それまでに譲歩しない場合は、ギリシャのユーロ圏離脱につながるような前例のない措置を講じるとの方針を表明した。

市場関係者は、「期限の12日が近づかないと買いも売りも動きにくい」と述べている。目先は、ユーロ・円がリスク回避姿勢の強弱で売りと買いが交錯し、ドル・円の値動きに波及するので注視しているという。

【今日の欧米市場の予定】
・20:00 英中央銀行が金融政策発表(現状維持の予想)
・21:30 先週分新規失業保険申請件数(予想:27.5万件、前回:28.1万件)
・ミネアポリス連銀総裁が講演予定
・ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事が講演予定
・カンザスシティー連銀総裁が講演予定
・02:00 米財務省30年債入札(130億ドル、リオープン)
・ブラジル株式市場は祝日のため休場《SY》

関連記事