8日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅高、本土株の上昇などを好感

2015年6月8日 18:11

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記事提供元:フィスコ


*18:11JST 8日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅高、本土株の上昇などを好感

8日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比56.12ポイント(0.21%)高の27316.28ポイントと3日ぶりに反発し、本土企業株で構成されるH株指数も199.37ポイント(1.43%)高の14113.98ポイントと反発した。売買代金は1510億9500万香港ドル(5日は1584億5700万香港ドル)。

安寄り後に買われる流れ。米利上げ観測などを嫌気して売りが先行したものの、下値は堅く、中盤からプラスに転じた。本土株が利食い売りをこなしながら上昇したことが投資家のセンチメントを上向かせている。また、取引時間中に公表された5月貿易統計で、輸出が予想(4.4%減)と4月実績(6.4%減)よりも良い2.5%減に改善したことも追い風となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株の上げが目立つ。交通銀行(3328/HK)が7.9%高、中国銀行(3988/HK)が3.4%高で引けた。民間資本などを受け入れる「混合所有制改革」をめぐり、中国の銀行業で交通銀行に続き、中国銀行がモデルケースの第2弾に選ばれる見通しと伝えられたことが手がかりになっている。

空運株も上げが目立つ。中国南方航空(1055/HK)が7.4%高、中国東方航空(670/HK)が5.4%高、中国国際航空(753/HK)が3.4%高と値を上げた。「民間空港管理規定」が年内にも制定されると報じられるなか、空港建設投資の拡大を通じて空運需要が増加すると期待されている。

他の個別株動向では、中国北車(旧6199/HK)と合併した鉄道車両メーカー中国大手の中国南車が中国中車(1766/HK)として売買再開。前営業日比4.5%高の15.68香港ドルと急伸して取引を終えた。合併を通じて、鉄道車両市場で世界シェアが50%を超える超大手メーカーに統合されたことが好感されている。

半面、香港系の不動産株はさえない。長江実業地産(1113/HK)と恒基兆業地産(12/HK)がそろって2.3%安と値を下げた。香港の金融政策は米金利動向に左右されるため、米国で利上げ観測が高まっていることがネガティブ材料となっている。

【亜州IR】《FA》

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