NY原油:続落で56.16ドル、米在庫統計材料に買い先行後、売りに転換

2015年4月23日 07:32

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記事提供元:フィスコ


*07:34JST NY原油:続落で56.16ドル、米在庫統計材料に買い先行後、売りに転換

NY原油は続落(NYMEX原油6月限終値:56.16 ↓0.45)。この日から取引の中心となる6月限は、56.02ドルから一時57.19ドルまで上昇したが、その後失速した。22日発表の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)では、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が、2月以来の小幅な増加だったことや、米国内の1日当たりの原油生産量が減少したことが先ず注目され、買いが急速に強まった。

しかし、その後は、米国内全体の在庫が予想を上回る増加であったことが改めて材料視され、徐々に売りに転換。NYダウが上昇幅を拡大したことや、ドル反発による割高感なども、下押し圧力になった。

【米週次原油在庫統計(4/17時点)、前週比、単位:バレル】

原油在庫:+531.5万(予想:+269.1万、前回:+129.4万)
クラホマ州クッシング原油在庫:+73.8万(予想:+27.4万、前回:+128.7万)
ガソリン在庫:-213.5万(予想:-67.3万、前回:-207.2万)
留出油在庫:+39.5万(予想:+106.3万、前回:+201.7万)
製油所稼働率:91.2%(前回:92.3%)《KO》

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