米株式:「先週末の大幅安の反動で堅調推移か」

2015年4月20日 18:14

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記事提供元:フィスコ


*18:14JST 米株式:「先週末の大幅安の反動で堅調推移か」
20日のニューヨーク株式市場は、先週末の大幅安の反動から堅調推移が期待される。


17日のNY市場は大幅下落。空売り規制の緩和に伴う中国市場の先行き警戒感に加えて、ギリシャの債務問題に対する警戒感が再燃、欧州株式市場が大幅安になった流れを引き継いだ。また、良好な経済指標の発表で早期利上げ懸念が強まったほか、原油市況の下落なども弱材料視される格好に。ダウ平均は279.47ドル安の17826.30、ナスダックは75.98ポイント安の4931.81。


預金準備率の引き下げ発表を受けて、警戒された中国市場の株価下落は限定的にとどまっている。つれて、警戒感が先行していた欧州市場は安心感から反発スタートに。世界的なリスクオフの流れに対する懸念は後退し、米国市場も反発スタートが想定される。


先週決算が発表された金融機関各社は、総じて底堅い内容となっており、モルガンの決算にはそれほど警戒感も強まらない公算。一方のIBMに関しても、ここまでの株価推移から期待感の反映は限定的であり、過度な懸念は不要とみられる。

また、原油市況に関しても、金融緩和による中国の景気回復期待などはポジティブに作用する可能性が高く、株式市場には支援材料になりやすいとみられよう。
本日は先週末大幅安の反動が期待される。《MY》

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