17日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、金融株などが売られる

2015年4月17日 18:07

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記事提供元:フィスコ


*18:08JST 17日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、金融株などが売られる

17日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比141.25ポイント(0.51%)安の27880.96ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が68.50ポイント(0.47%)安の14788.63ポイントと、そろって3日ぶり反落した。売買代金は2145億2300万香港ドル(16日は1985億9100万香港ドル)。

朝高の後に売られる流れ。中国の政策期待が一段と強まる中、指数は小高くスタートしたものの、上値は重く、引けにかけて売りが優勢となった。昨夜の欧米市場がギリシャ債務問題の再燃で売られたことなどが投資家心理の重しになっている。

本土系の金融株が下げを主導。中国銀行(3988/HK)が2.5%安、中国工商銀行(1398/HK)が2.2%安、交通銀行(3328/HK)が1.6%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.0%安で引けた。

半面、政策期待のある銘柄群は急伸。なかでも、海運関連の銘柄が物色される。4大海運グループの再編観測が浮上するなか、中央企業(国務院直属の国有企業)傘下の中国遠洋HD(1919/HK)が12.3%、中海集装箱運輸(2866/HK)が16.9%、中国外運(598/HK)が10.5%ずつ上昇した。報道によれば、再編観測が浮上している中央企業は、中国遠洋運輸集団、中国海運集団、中外運長航集団、招商局集団の4社となっている。

【亜州IR】《KO》

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