先駆銘柄の利益確定と出遅れ銘柄の見直しによるリバランス/後場の投資戦略

2015年4月17日 12:04

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19785.71;-100.06TOPIX;1598.24;-1.18

[後場の投資戦略]

 日経平均は3ケタの下落となっているが、前日の安値水準での底堅さは意識されている。また、高ROE銘柄等、これまで強い値動きが続いていた銘柄への利益確定の流れが強まる半面、低ROE銘柄への見直しの流れが強まるなど、リバランスの動きが目立ってきている。そのため、日経平均はマイナス圏での推移ではあるが、地合いとしてはそれ程悪くは映らないだろう。
 また、昨日同様、銀行株が堅調に推移しており、相対的に出遅れているセクターや銘柄等への見直しに向かわせやすい。規模別指数では中小型株指数の弱さが目立つが、これについても調整が長期化していた銘柄などには水準訂正を狙った資金流入がみられており、地合いは悪くないだろう。(村瀬智一)《FA》

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