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【株式評論家の視点】大和ハウス12日連騰、上場来高値に手が届く、高齢者関連
大和ハウス工業 <1925> は、29円高の2761円50銭と12営業日続伸、年初来高値に進んでいる。住宅建設の大手だが、最近ではサービス付き高齢者向け住宅の建設に傾斜してきた。有料老人ホームなども含めるとこれまで合計して6000棟建設しこの分野で業界トップクラスの実績を誇る。
折しも、国土交通省はこのほど介護が受けられるサービス付き高齢者住宅の市街地への建設を促進する対策案を示した。補助金の拡充や各市町村長に公営住宅の建て替え、小学校の跡地利用の促進を求め、整備を急ぐことになった。サービス付き高齢者住宅は2014年全国で17万7000戸だったが、2020年には60万個に増大する見通しだ。これに活躍するのが同社である。
業績は順調に推移。2015年3月期は売上高2兆8000億円(前々期比3.7%増)、営業利益は1730億円(同5.8%増)を確保したもようで、2016年3月期もサービス付き高齢者住宅の好調などを背景に増収営業増益を達成できるものと期待される。予想一株当たり利益も2015年3月期163円88銭で、高い収益力を誇り、2016年3月期はさらに上昇しよう。
株価は同社の将来性に期待が集まり、上げ足を速めている。3月期決算は連休明けの5月13日に発表を予定している。2009年の上場来高値2880円に手の届くところまできている。(株式評論家・志木克己)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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