日柄調整ムード、出遅れ銘柄や低位材料株などへ資金シフト/後場の投資戦略

2015年4月16日 12:40

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19773.56;-96.20TOPIX;1585.28;-3.53

[後場の投資戦略]

日経平均は続落。96.20円安の19773.56円(出来高概算12億2000万株)で前場の取引を終えた。欧米市場は堅調だったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の19860円。円相場は1ドル119円10銭辺りでの推移となり、円高に振れて推移していることが重石となった。

その後、円相場が1ドル118円台に突入するなか、次第に利益確定の売りが強まる格好となり、日経平均の下げ幅は一時100円を超えている。セクターでは原油高の流れから鉱業、石油石炭などの資源株が堅調。その他、銀行、鉄鋼、パルプ紙、保険、ガラス土石、卸売、ゴム製品などがしっかり。半面、空運が2%を超える下落となったほか、サービス、精密機器、小売、化学、医薬品などが冴えない。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数がいずれも下げているが、中小型の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、花王<4452>が軟調。一方でソフトバンク<9984>、ホンダ<7267>、日揮<1963>、東エレク<8035>などが下支え。《FA》

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