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日経平均こう着も、業績観測など個別物色は活発/東京株オープニングコメント
記事提供元:フィスコ
*08:22JST 日経平均こう着も、業績観測など個別物色は活発
16日の東京市場はこう着感の強い相場展開が続く一方で、業績等を手掛かりにした個別物色の流れが強まりそうである。15日の米国市場では前日の取引終了後に決算を発表した半導体大手インテルが4%超の上昇となり、半導体関連株への物色に波及。また、原油先物相場が約4カ月ぶりの高値を更新したことで、エネルギー関連株が堅調推移となった。NYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の19860円だった。
インテルの上昇は昨日の段階で織り込み済みではあるが、半導体関連への買い安心感につながりそうである。また、懸念材料だった原油価格の下げ止まりが鮮明になってきており、資源関連への見直しも意識されることになろう。一方で、円相場は1ドル119円10銭辺りでの推移となり、118円台に入ってくる可能性がある。そのため、自動車など輸出関連への利益確定の流れが続きやすく、上値の重石になりそうだ。
物色の流れとしては来週以降の決算シーズン入りを前に業績修正や観測報道が飛び出しやすく、これを手掛かりにした個別対応。また、連日で年初来高値を更新しているソフトバンク<9984>やソニー<6758>などの動向も引き続き注目されることになる。その他、RIZAP(ライザップ)を運営する健康CP<2928>は、今期中に純利益を3倍近くまで拡大する計画のほか、M&Aや海外進出の加速、さらに東証1部への市場変更に向けた計画が伝えられている。東証1部昇格の可能性が高い銘柄等への物色に向かわせる可能性がありそうだ。《AK》
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