クックパッド、eBookJapanに10%出資―漫画家向け電子書籍配信システムを共同開発

2015年4月10日 16:29

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 電子書籍を手掛けるイーブックイニシアティブジャパン(eBookJapan)は7日、料理サイトを手掛けるクックパッドとの資本・業務提携を発表した。

 eBookJapanは2000年設立で、同年から漫画などの書籍のウェブ配信を手掛けている企業。一方のクックパッドは1997年設立で、翌年から料理レシピのウェブサイトで提供している。

 資本提携では、eBookJapanが第三者割当増資により、4月中に同社株の約10%にあたる53万4,400株をクックパッドに割り当てる。これにより、クックパッドは、京セラコミュニケーションシステムに代わり、eBookJapanの筆頭株主となる。

 業務提携ではクックパッド代表執行役の穐田誉輝(あきた・よしてる)氏をeBookJapanの社外取締役に選任。また、eBookJapanとクックパッド子会社のマグネットが、漫画家・作家向け制作・配信システムを共同で開発し、作家自身が電子書籍を配信できるようにする。このほか、マーケティングのノウハウなどを共有していくとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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