増配慣れが株価の上昇ピッチを鈍くさせる【クロージング】

2015年3月24日 16:30

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記事提供元:フィスコ


*16:30JST 増配慣れが株価の上昇ピッチを鈍くさせる【クロージング】

24日の日経平均は小反落となり、40.91円安の19713.45円(出来高概算20億9000万株)で取引を終えた。前日の欧米市場の下げや、為替市場で1ドル119円台への円高を受けて、利益確定の流れが優勢となった。エーザイ<4523>が本日も強い動きとなって日経平均をけん引したほか、日銀のETF買入れなどへの思惑からプラスに転じる局面も。東証1部の騰落銘柄では値下がり数が過半数を占めている。ただし、前引け段階からは減っており、押し目買い意欲は強い。

日経平均は連日で約15年ぶりの高値水準の更新とはならなかったが、19700円を挟んでの底堅い値動きが続いている。引き続き26日までは配当志向の物色が続くとみられるほか、27日以降は実質新年度相場入りに対する先高期待は大きく、こう着ながらも底堅い展開が意識されるだろう。

もっとも、増額修正が相次ぐ中、市場の好反応もやや落ち着いてきた感はある。確かに、期末要因で機関投資家などは動きづらく、個人主体の売買になりやすい。好材料が限られていれば、資金が集中しやすい。しかし、連日で増額修正などが出てくると、資金も絞込みづらくなりそうだ。増配慣れが株価の上昇ピッチを鈍くさせているか。《KO》

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