後場に注目すべき3つのポイント~金融セクターの上昇が安心感、テーマ物色も目立つ

2015年2月16日 12:18

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記事提供元:フィスコ


*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~金融セクターの上昇が安心感、テーマ物色も目立つ

16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・テーマなどの材料株への物色が続きそう
・ドル・円は118円58銭付近、米休場などで動意薄の状態に
・JVCケンウッド<6632>など自動運転関連の一角にテーマ物色が向かう

■テーマなどの材料株への物色が続きそう

日経平均は反発。118.48円高の18031.84円(出来高概算13億株)で前場の取引を終えている。先週末13日の欧米市場では、ギリシャ債務問題への不安感が後退したほか、ユーロ圏GDPの発表を受けて堅調な展開となり、この流れを引き継ぐ格好から買いが先行した。18000円を回復して始まった日経平均は、10-12月GDPが予想を下回ったこともあり、寄り付き直後に18000円を割り込む局面も。しかし、再び強含む展開となる中、一時18074.26円まで上げ幅を拡大し、昨年12月8日につけたザラバ高値(18030.83円)を更新している。

セクターでは銀行、保険、証券、鉱業、海運、パルプ紙、卸売が堅調。一方で、医薬品、その他製品、電力ガス、繊維、空運などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1300を超えており、全体の7割を占めている。売買代金上位では、メガバンク3行のほか、ファナック<6954>、トヨタ自<7203>、大豊建<1822>、アクロディア<3823>などが強い。

10-12月GDPは予想を下回ったが、これにより日銀の追加緩和期待がくすぶることになろう。追加緩和は逆効果と見る向きもあるようだが、下は売り込みづらくなった。また、日経平均はザラバ高値を更新したことで、完全に昨年来高値を更新した格好となる。海外勢のフローが限られる中ではあるが、メガバンクなど金融セクターの上昇も安心感につながるため、先高期待は一段と高まりそうである。

また、自動運転やインバウンドといったテーマ物色も目立っている。今晩の米国市場がプレジデンツデーの祝日で休場のため、個人主体の売買中心となることを考慮すれば、引き続きテーマなどの材料株への物色が続きそうである。また、トレックスセミ<6616>がストップ高をつけたが、1株を4株とする分割が手掛かり材料。値がさの中小型株などには、分割期待などが高まりやすそうだ。

そのほか、健康CP<2928>による子会社化が発表された夢展望<3185>は連日ストップ高買い気配となり、健康CPは最高値を更新している。企業の構造改革の動きなども素直に評価する相場展開に。

■ドル・円は118円58銭付近、米休場などで動意薄の状態に

ドル・円は118円58銭付近で推移。引き続き株価動向を意識した為替取引は増えていないようだ。ギリシャ債務協議の進展を見極める必要があることから、ドル・円、ユーロ・ドルなどの主要通貨の為替取引は動意薄の状態となりつつある。また、16日の米国市場が休場となることも関係があるようだ。

12時14分時点のドル・円は118円58銭、ユーロ・円は135円38銭、ポンド・円は182円98銭、豪ドル・円は92円32銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は18000円台を回復、ファナック<6954>やメガバンクが指数をサポート
・JVCケンウッド<6632>など自動運転関連の一角にテーマ物色が向かう
・メガバンクなど金融セクターの上昇が目立つ、出遅れを探る動きにも

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:00 衆院本会議(代表質問)
13:30 12月鉱工業生産確報《KO》

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