日本株見通し:売り一巡感も、昨年10月末の異次元緩和前の水準まで調整

2015年1月19日 08:09

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記事提供元:フィスコ


*08:09JST 日本株見通し:売り一巡感も、昨年10月末の異次元緩和前の水準まで調整

19日の東京市場は、自律反発の流れが期待される。16日の米国市場では、原油価格の上昇を受け、エネルギー関連株を中心に堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比275円高の17075円となり、これにサヤ寄せする格好からの上昇が意識されそうである。また、日経平均は先週の大幅調整によって、昨年10月末の異次元緩和前の水準まで下げており、売り一巡感も意識されやすい水準である。

今週は20、21日に日本銀行が政策委員会・金融政策決定会合を開くため、追加の緩和期待が高まりやすい。また、22日に欧州中央銀行(ECB)が金融政策会合を開く。今回のスイスフランの上限撤廃により、ECBによる緩和期待が一段と強まることになった。ECBが追加緩和に踏み切るとの見方が大勢のなか、ショートカバーを含めた先回り的な動きが出てくる可能性はありそう。

もっとも、19日の米国市場はキング牧師の誕生日の祝日で休場になるため、海外勢のフローは期待しづらい。日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好となろうが、現在のもち合いレンジの突破を見極めるまでは、神経質な状況が続きそうだ。

一方で、個人主体の売買は活発である。中小型株中心で資金の逃げ足は速くなっているが、個別材料のほか、テーマ株なども循環的に物色されている。決算発表が本格化してくるなか、株主還元策等の発表も相次いでおり、増配が見込まれる企業のほか、値がさの中小型株などには、分割等も意識されやすく、こちらは先回り的な資金が向かいやすい。《TN》

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