子供向け辞典から削られた動植物名などの復活を求め、作家など28名がオックスフォード大出版局に公開書簡

2015年1月18日 18:42

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記事提供元:スラド

英オックスフォード大学出版局が発行する子供向けの辞典「Oxford Junior Dictionary」では2007年版以降、自然の中で出会う動植物などの単語を減らし、IT関連など新しい用語への置き換えを行っているそうだ。これに対して28名の作家や詩人、ジャーナリストなどが共同で、削られた単語を次の版で復活させるよう求める公開書簡をオックスフォード大学出版局に送ったそうだ(書簡: PDFCBC Newsの記事The Guardianの記事The Oxford Timesの記事本家/.)。

書簡では削られた単語の例として「ドングリ(acorn)」「ブルーベル(bluebell)」を挙げており、農業や食べ物に関する単語も数多く削られたとしている。The Guardianの記事によれば、「カリフラワー(cauliflower)」や「栗(chestnut)」といった単語も削られているという。また、以前は「トチの実(conker)割り遊び」「ブラックベリー(blackberries)を摘む」「網でミノー(minnow: 主にウグイ亜科の小型淡水魚)を獲る」といった、ナショナルトラストによる「12歳までにしておく50のこと」に登場する動植物名の多くが収録されていたが、現在ではすべて削られてしまったと指摘。一方、The Oxford Timesによると、追加されたIT関連の単語・語句には「アナログ(analogue)」「ブロードバンド(broadband)」「ブログ(blog)」「チャットルーム(chatroom)」「カット・アンド・ペースト(cut and paste)」などが含まれるとのこと。

danceman 曰く、 作家らによれば、自然と文化は人類の歴史が始まった頃から密接に結びついており、子供達の自然との繋がりが急速に減ることは大きな問題だという。実際に、子供達が自然の中で遊ぶことが減少したことと、子供達の健康と幸福度が減少していることの関連性も証明されているとしている。

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