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注目銘柄ダイジェスト(前場):中外製薬、セイコーHD、クルーズなど
*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):中外製薬、セイコーHD、クルーズなど
中外製薬<4519>:3125円(前日比-105円)
大幅反落。スイス国立銀行が対ユーロでのフラン上限を突然撤廃、これをきっかけに、為替市場はスイス・フランが他通貨と比べて一斉高の展開になっている。同社はスイスの製薬大手であるロシュの傘下企業であり、ロシュからの輸入品も扱っている。円高スイス・フラン安による採算悪化などが警戒される状況にもなっているようだ。
セイコーHD<8050>:691円(同+19円)
続伸。腕時計で国内トップ、スイス・フラン高をプラス材料視する動きが優勢となっている。スイスには、ブレゲ、ロレックス、オメガなど高級腕時計メーカーの大半が集まっているが、自国通貨高により輸出競争力が低下するとの見方。同社などの日本製には価格優位性が高まり、需要シフトの動きなどが期待されてきているようだ。
SCREENホールディングス<7735>:721円(同+45円)
急伸。前日に台湾のファンドリーメーカーであるTSMCが10-12月期の決算を発表した。2015年の設備投資ガイダンスに関しては、前期比20~25%増の115億ドル~120億ドルとしており、半導体製造装置関連の一角にはポジティブな材料につながっているようだ。とりわけ、TSMC向けのウェイトが高く、TSMCの設備投資動向が業績に与える影響の大きい同社に関心が集まる格好となっている。
JDI<6740>:390円(同+21円)
しっかり。東海東京では投資判断を新規に「1」、目標株価は555円としている。米国や中国スマホメーカーへの液晶パネルの供給が貢献して、第3四半期から営業黒字に転換したと推定しているもよう。PBRは0.5倍まで低下しており、営業黒字の安定化の前提に立てば、株価は割安圏と判断しているようだ。今期営業利益は100億円、来期は400億円と予想へ。
ウエストHD<1407>:932円(同-41円)
5日続落。経済産業省が15年度の再生可能エネルギー買い取り価格に関する議論を初め、大型の太陽光発電買い取り価格を20円台後半に引き下げる方向と伝わっている。4月と7月に2段階で引き下げる案などが検討されているもよう。太陽光偏重を是正し、他の再生可能エネルギーの普及を後押しすることが目的で、太陽光発電の関連銘柄では弱材料視されているようだ。
ラクーン<3031>:528円(同+42円)
大幅反発。15年4月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表している。営業利益見通しは従来予想の2.75億円~2.85億円から3.25億円に引き上げられた。EC事業の「スーパーデリバリー」においてコスト構造改革が順調に進んだほか、売掛債権保証事業で保証履行が抑制されたことが増益の要因としている。また、期末配当については従来予想の5.30円から6.80円に増額した。
クルーズ<2138>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。新作ネイティブゲーム「Elemental Story(エレメンタルストーリー)」Android版を日本向けにリリースしたと発表している。4人まで同時に遊べる協力プレイが可能なRPGゲームで、ゲームとしてだけでなくコミュニケーションツールとしても楽しめるという。株価は25日線に頭を抑えられる格好となったが、発表を受けて同水準を大きく上抜けへ。《KO》
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