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概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、今週はIPOの公募が集中し需給面での警戒感がくすぶる
*09:59JST 概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、今週はIPOの公募が集中し需給面での警戒感がくすぶる
【ブラジル】ボベスパ指数 47645.87 -0.82%
14日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比395.80ポイント安(-0.82%)の47645.87で取引を終えた。47372.27から48280.82まで上昇したが、終盤に下落に転じた。指数構成銘柄での値上がりは32、値下がりは36であった。
銀行株の上昇が引っ張るかたちで、ボベスパ指数は当初上げていた。しかし、前日発表された世銀の世界成長率見通しの下方修正を受けて、銅などの商品相場が下落する状況に、鉱山大手のヴァーレ(VALE3)が売られ、ボベスパ指数に下押し圧力が強まった。
【ロシア】MICEX指数 1554.46 +1.39%
14日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比21.37ポイント高(+1.39%)の1554.46で取引を終了した。1524.82から1559.99まで上昇した。
格付け会社S&Pによる格下げは必至との見方から、ルーブル安傾向が続いていることで、この日も輸出企業の株高がMICEX指数の上昇につながったもよう。また、ブレント原油先物が下げ渋り、反発気味だったことも(ロシア株式市場の取引時間帯では47ドル絡み)、相場の下支えになったとみられる。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27346.82 -0.29%
14日のインドSENSEX指数は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比78.91ポイント安(-0.29%)の27346.82、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.85ポイント安(-0.26%)の8277.55で取引を終えた。
朝方はプラス圏でもみ合ったが、その後は売りに押された。米株式市場の続落やロシア通貨ルーブルが13日に米ドルに対して大幅に続落したことなど不安定な外部環境が引き続き警戒された。国内では、政府が保有する国営企業の一部株式の放出時期を遅らせる可能性があるとの報道が気がかり材料。インド石油ガス公社(ONGC)など国営資源大手の株価の下落が背景にある。政府が株式の放出時期を先送りした場合、今年度の歳入は4342億5000万ルピー(約8250億円)を減少すると試算されている。
【中国本土】上海総合指数 3222.44 -0.40%
14日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.86ポイント安(-0.40%)の3222.44ポイントと反落した。
前場は堅調な値動きを見せたものの、後場に入って値を崩した。今週は新規株式公開(IPO)の公募が集中するとあり、需給面での警戒感がくすぶるなかで上値の重さが嫌気された格好。また、国際原油相場の下落を受け、大型石油株の中国石油天然気(601857/SH)が下げを加速させたことも相場の重しとなった。上海総合指数は一時、3200ポイント台を割り込む場面が見られた。《FA》
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