NY為替:ドル・円は117円35銭、米ベージュブックを受けてドル売り後退

2015年1月15日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY為替:ドル・円は117円35銭、米ベージュブックを受けてドル売り後退

14日のニューヨーク外為市場で、ドル・円は116円07銭まで下落後、117円40銭まで反発し117円35銭で引けた。予想を下振れた米12月小売売上高を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退しドル売りが加速。その後、原油価格の反発を受けてリスク回避の円買いが後退したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米12のほとんどの地区で経済活動が緩慢ないし緩やかに成長していることが確認され、懸念されていた小売や消費も引き続き拡大が証明されたためドル売りも後退した。

ユーロ・ドルは、1.1756ドルから1.1846ドルへ上昇し1.1780ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)を導入するとの根強い観測を受けたユーロ売りが上値を抑制。ユーロ・円は、137円29銭から138円31銭まで上昇した。原油価格の反発を受けてリスク回避の円買いが後退した。ポンド・ドルは、1.5178ドルから1.5269ドルまで上昇した。ドル・スイスは、1.0216フランから1.0138フランへ下落した。


[経済指標]

米・12月小売売上高:前月比-0.9%(予想:-0.1%、11月:+0.4%←+0.7%)
米・12月小売売上高(自動車除く):前月比-1.0%(予想:0.0%、11月:+0.1%←+0.5%)
米・12月輸入物価指数:前月比-2.5%(予想:-2.7%、11:-1.8%←-1.5%)
米・11月企業在庫:前月比+0.2%(予想:+0.3%、10月:+0.2%)《KO》

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