【引け後のリリース】日野自動車がトヨタと燃料電池バスを名鉄バスに提供

2015年1月8日 16:59

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

日野自動車<7205>(東1)とトヨタ自動車<7203>(東1)は8日、新しい燃料電池システムによる燃料電池バス(以下、FCバス)を開発し、1月9日から豊田市内を走る路線バス「とよたおいでんバス」の営業運行向けに提供すると発表した。

日野自動車<7205>(東1)とトヨタ自動車<7203>(東1)は8日、新しい燃料電池システムによる燃料電池バス(以下、FCバス)を開発し、1月9日から豊田市内を走る路線バス「とよたおいでんバス」の営業運行向けに提供すると発表した。[写真拡大]

■1月9日から豊田市内を走る路線バスとして運行開始

 日野自動車 <7205> とトヨタ自動車 <7203> は8日、新しい燃料電池システムによる燃料電池バス(以下、FCバス)を開発し、1月9日から豊田市内を走る路線バス「とよたおいでんバス」の営業運行向けに提供すると発表した。運行事業者は名鉄バス豊田営業所で、運行路線は、とよたおいでんバス「豊田東環状線」(豊田市~三河豊田駅前)を一日3往復(月曜日を除く)。当面は1台で運行。これを通じて、FCバスの実用性や有用性を検証し、着実に研究開発を進めていくとした。

 発表によると、新しい燃料電池システム「トヨタフューエルセルシステム」(以下、TFCS)は、燃料電池技術とハイブリッド技術を融合させ、トヨタが昨年12月に先陣を切って一般向けに発売を開始した燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」向けに開発したシステム。燃料となる水素の充填は、NEDO事業として、とよたエコフルタウン水素ステーションを使用する。

 今回のFCバスには、出力を高めるためにFCスタック及びモーターなどを2個搭載するほか、高圧水素タンクを8本搭載している。さらに、外部電源供給(V2H)システムは、2013年11月に開始した実証試験等の結果を活かし改良している。

 日野自動車の8日の株価終値は1636円(36円高)となり、12月につけた昨年来の高値1729円に次ぐ戻り高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【どう見るこの相場】29日の日経平均急落(2014/12/29)
新春相場への期待を含んだ展開、「陰の極」の対極で新春相場は活況に、久々に「株を枕に越年」も=犬丸正寛の相場展望(2014/12/26)
【東京証券取引所・大納会】特別ゲストにNHK朝の連ドラのシャーロット・ケイト・フォックスさん(2014/12/30)
【小倉正男の経済羅針盤】サプライズ感が乏しい「地方創生」戦略(2014/12/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事