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後場に注目すべき3つのポイント~指数寄与度の高い銘柄が指数を牽引
*12:10JST 後場に注目すべき3つのポイント~指数寄与度の高い銘柄が指数を牽引
8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・オプションSQ控えポジション調整等による変動か
・ドル・円は119円77銭付近、株高を意識したリスク選好的な円売り
・インデックス買いでファーストリテ<9983>など指数寄与度の高い銘柄が指数を牽引
■オプションSQ控えポジション調整等による変動か
日経平均は大幅に続伸。282.43円高の17167.76円(出来高概算12億1000万株)で前場の取引を終えている。原油相場の下げ一服や欧米市場が総じて上昇したことが買い安心感につながっている。17000円を回復して始まった日経平均は、その後もじり高基調が続いており、一時17199.18円と17200円に接近する局面をみせている。
セクターでは原油安メリットとして海運が4%超の上昇。空運の上昇率は3%を超えている。その他、医薬品、ゴム製品、非鉄金属、陸運、倉庫運輸、食料品、輸送用機器、繊維などの強さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超え、全体の8割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などがけん引。
買い一巡後の日経平均は17000円を挟んでのこう着とみられたが、その後も上げ幅を広げてきている。ボリンジャーバンドでは-1σを突破してきている。ファーストリテ<9983>が強い動きをみせているが、大引け後に決算発表控えているなか、ショートカバーが入りやすいとみられる。指数インパクトが大きいこともあり、オプションSQを控え、先物市場への影響も意識されそうである。ただし、あくまでもポジション調整等による変動とみられるため、この流れが継続するかは見極めが必要であろう。
そのため、指数インパクトの大きい銘柄などが日経平均をけん引するものの、比較的腰の据わった資金は、中小型の材料系の銘柄に向かいやすい状況が続くとみておきたい。
■ドル・円は119円77銭付近、株高を意識したリスク選好的な円売り
ドル・円は119円77銭付近で推移。日経平均株価は堅調に推移しており、株高を意識したリスク選好的な円売りは継続。原油価格の反発も材料視され、ドル・円は119円78銭まで買われている。ドル・円は7日の高値を上回ったことで目先において120円を試す可能性が高まっている。
12時09分時点のドル・円は119円77銭、ユーロ・円は141円57銭、ポンド・円は180円68銭、豪ドル・円は96円88銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・原油価格の上昇などを受けて日経平均は買い戻し先行、一時300円超の上昇に
・インデックス買いでファーストリテ<9983>など指数寄与度の高い銘柄が指数を牽引
・中小型株にも見直し的な物色、調整の目立った銘柄には引き続き資金流入の可能性
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:45 10年物価連動国債の入札結果発表
13:00 ガンホー<3765>記者会見
<海外>
16:00 独・11月製造業受注(前月比予想:-0.8%、10月:+2.5%)《KO》
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