国際石油開発帝石、ブラジルで新たな油層を発見

2015年1月8日 11:39

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国際石油開発帝石が良好な油層を発見したブラジル南東沖エスピリトサント堆積盆BM-ES-23鉱区の位置を示す図(国際石油開発帝石の発表資料より)

国際石油開発帝石が良好な油層を発見したブラジル南東沖エスピリトサント堆積盆BM-ES-23鉱区の位置を示す図(国際石油開発帝石の発表資料より)[写真拡大]

 国際石油開発帝石は7日、同社子会社であるINPEX Petróleo Santos Ltda.を通じて権益を保有する、ブラジル南東沖エスピリトサント堆積盆BM-ES-23鉱区で継続していた評価井掘削の結果、新たに深度4,300m付近にて良好な油層を発見したと発表した。

 同鉱区は、ブラジル南東部エスピリトサント州沖合約115kmに位置する探鉱鉱区で、水深1,800mから2,000mの大水深域に位置している。同社はこの鉱区の15%の参加権益を保有し、オペレーターのペトロブラス社(参加権益65%)、パートナーの PTTEP社(参加権益20%)とともに探鉱事業を推進している。今回の掘削では、4,305mから4,383m間の生産テストにより、API36°の原油が産出された。

 今後はパートナーとともに、これまでに発見を公表した浅層部の油層と合わせて、この坑井で得られたデータ等の解析を進め、評価を実施していく。成長目標の一つである上流事業の持続的拡大に向けて、大水深域を含む有望地域での探鉱活動を積極的に推進していく方針だ。

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