三菱ガス化学、カナダに子会社設立 シェールガス・LNGプロジェクト参画で

2014年12月22日 14:31

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 三菱ガス化学は19日、カナダのブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーにシェールガス・LNGプロジェクト参画に向けた子会社「MGC Montney Holdings Limited」を設立したと発表した。

 三菱ガス化学は、マレーシアの国営石油会社であるPetroliam Nasional Berhadが推進するカナダのブリティッシュ・コロンビア州でのシェールガス開発・生産プロジェクトと、ブリティッシュ・コロンビア州西海岸で検討中の液化天然ガス(LNG)プロジェクトに参画する。新設子会社MGCは、プロジェクトの10%の権益を保有する石油資源開発の子会社JAPEX Montney Ltd.に出資し、JAPEX社の保有権益の10%を取得する。また、ブリティッシュ・コロンビア州西海岸でシェールガスをLNG化して輸出する事業でのLNGを引取権とともに取得するという。

 新会社のMGC社は、資本金は96億円で、三菱ガス化学が100%出資する。社長には、三菱ガス化学の代表取締役専務執行役員の酒井幸男氏が就任する。

 同社では、プロジェクトの参画により、シェールガスの開発、生産、販売による収益を獲得するとともに、LNGを原燃料として日本国内の同社の工場に供給していくとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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