富士通、製薬会社向け販売実績管理サービス「実消化データ管理」を発売

2014年12月16日 17:04

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「tsPharma 実消化データ管理」の全体概要図(富士通の発表資料より)

「tsPharma 実消化データ管理」の全体概要図(富士通の発表資料より)[写真拡大]

 富士通は16日、製薬会社向けに医薬品卸の販売実績管理を行うサービス「FUJITSU ライフサイエンスソリューション tsPharma(ティーエスファーマ)実消化データ管理」を提供開始したと発表した。

 このサービスは、富士通システムズ・ウエストが開発した。富士通グループの実消化システムのノウハウをベースに、製薬会社各社の業務要件に対応可能な業務パッケージおよび導入・運用コストを低減できるプライベート型のクラウドサービスを提供する。業界VANから実消化データをシステムに取り込む際に卸から提供されたデータの誤りや不整合によるエラーを自動的に修正する機能や、卸の組織変更などのイベント対応、作業プロセスの見える化など、長年の業務サポート実績に基づく充実したシステム機能を搭載している。

 また、オプションサービスとして、実消化業務のアウトソーシング(BPO)サービスを「tsPharma実消化データ管理」と販売実績を分析する「実消化SFEテンプレート」も用意している。すでに、田辺三菱製薬と扶桑薬品工業が先行導入しており、運用を開始している。

 初期費は個別見積で、業務パッケージは月額80万円からで、クラウドサービスは、業務パッケージ+同社指定のデータセンターとのアウトソーシング契約で個別見積となっている。2016年度までに製薬会社20社への導入を目標としている。

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