ヤマハ発動機、バイク製造合弁でアフリカに再進出 18年に7万台の生産目指す

2014年12月15日 12:08

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新会社「セファオ・ヤマハ・モーター・ナイジェリア」の所在地を示す図(ヤマハ発動機の発表資料より)

新会社「セファオ・ヤマハ・モーター・ナイジェリア」の所在地を示す図(ヤマハ発動機の発表資料より)[写真拡大]

 ヤマハ発動機は13日、ナイジェリアに二輪車製造・販売の合弁会社を設立することで合弁相手先のCFAO S.A.と合意したと発表した。2015年夏の工場稼動・営業開始を目指す。

 新会社は、名称「CFAO Yamaha Motor Nigeria Ltd.(セファオ・ヤマハ・モーター・ナイジェリア、CYMNG)」とし、豊田通商のグループ会社でフランスの商社であるCFAO社と同社がそれぞれ50%を出資、資本金100万ドル(約1億2,000万円)で事業を開始する。

 CYMNGの工場は、同国最大都市ラゴスに所在するCFAO社所有地内の建屋(面積2,790m2)を活用、次期中期最終年の2018年には7万台の生産を計画している。

 ヤマハ発動機は、1980年にナイジェリアに二輪車工場を建設し、同国での二輪車製造・販売を行っていたが、市場環境悪化により2005年には生産活動から撤退、その後は日本やインドから二輪車を輸出し、現地特約店を経由して販売活動を行っていた。このたびの合弁会社設立は、同国への再進出となる。

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