11月の新車販売台数、前年比13.5%減で4カ月連続マイナス 貨物車は堅調に推移

2014年12月2日 12:36

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 日本自動車販売協会連合会が1日発表した11月の新車販売台数(軽自動車を除く)は、全体で前年同月比13.5%減の23万9,207台と、4カ月連続の前年割れとなった。

 車種別に見ると、乗用車(普通・小型)の販売台数は20万3,910台で、同15.9%減。マイナス幅は今年最大。4月以降、7月を除いて前年割れが続いており、一般消費者の“クルマ離れ”が色濃く反映される結果となった。一方、貨物車(普通・小型)は3万4,509台で、同4.1%増と、7カ月連続で前年を上回り堅調さを示した。

 ブランド別では、貨物専門の日野、いすゞ、三菱ふそう、UDトラックスが単月、本年累計ともに前年実績を上回った。乗用車専門、あるいは乗用車占有率の高いメーカーでは、他社が軒並み前年実績を下回る中、唯一ホンダの乗用車普通クラスが同15.4%増と前年プラス。小型を含む本年累計も前年比31.7%増と好調である。

 軽自動車の11月の新車販売台数は、全体で17万6,932台、前年同月比2.2%減となり、2カ月連続のマイナス(全国軽自動車協会連合速報)。乗用車、貨物車ともに前年を割る結果となった。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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