ペプチドリーム PDPS活用の共同研究開発活動は順調に進捗、抗インフルエンザ薬の開発も順調

2014年11月5日 09:03

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記事提供元:フィスコ


*09:05JST ペプチドリーム---PDPS活用の共同研究開発活動は順調に進捗、抗インフルエンザ薬の開発も順調
ペプチドリーム<4587>は、特殊ペプチド医薬に特化した事業を展開。特殊ペプチドは、生体内タンパク質を構成する20種類のL体のアミノ酸だけではなく、特殊アミノ酸と呼ばれるD体のアミノ酸やNメチルアミノ酸等を含んだ特殊なペプチド。同社は、この特殊ペプチドから医薬品候補物質を創製することを主たる事業としている。

同社独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPS (Peptide Discovery Platform System)を構成するコア技術の一つである「環状ペプチド化合物の合成方法」について特許査定を受け、特許登録の手続きを終えている。ペプチドを特殊な環状化構造(生体内で壊れやすいペプチドの特徴を改善するために開発された環状化構造)にするための特許である。

この特許では、極めて多種多様な特殊環状ペプチドが、PDPSによって容易かつ簡便に合成することが可能であることが示されており、PDPSを中核に据えた同社のビジネスモデルにおいて重要な構成要素の一つとなる。この技術により、生体内での安定性や構造の安定性を確保することができる特殊ペプチドを容易に創製できるようになった。

足元の業績では、2014年6月期の売上高が前期比20.7%増の8.18億円、営業利益が同25.2%増の2.01億円、経常利益が同27.5%増の2.21億円、純利益が同8.3%増の1.48億円だった。PDPSを活用した国内外の製薬企業との共同研究開発活動は順調に進捗。自社創薬研究開発の一環として進めている抗インフルエンザ薬の開発についても順調に進んでおり、これまで抗体では特定することが困難であったインフルエンザウイルスの変異が起こりにくい構造を特殊ペプチドにより特定することができた。これにより、パンデミック・インフルエンザウイルスにも対応できる可能性を持った高汎用性インフルエンザ治療薬としての特殊ペプチドの開発が可能になり、予定よりも早く前臨床試験を目指せるようになっている。

15年6月期については、売上高が前期比2.1倍の17.24億円、営業利益が同3.1倍の6.31億円、経常利益が同2.5倍の5.70億円、純利益が同2.4倍の3.67億円を見込んでいる。《TM》

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