韓国10大グループの雇用増加、サムスン・現代で92.7%占める

2014年10月13日 22:51

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 韓国10大グループ(財閥)上場企業のここ1年間の雇用増加のうち、サムスングループと現代自動車グループの系列企業が90%以上を占めていることが分かった。

 12日、韓国取引所(KRX)と上場企業協議会に提出された昨年と今年半期の決算報告書をもとに有価証券市場上場701社の雇用増減を分析した結果、サムスングループ系列の上場企業の社員数は1年で5,654人、現代自動車グループは4,721人増えていたことが分かった。

 これは、10大グループ系列上場企業の増加社員数1万1186人中、92.7%を占める数値だ。

 サムスングループの代表的な上場企業であるサムスン電子の社員数は4,973人増加し、上場企業中1位を記録した。また、現代自動車も2,603人増加し、2位を記録した。

 一方、サムスンと現代自動車を除いたグループでは、現代重工業グループ(1,536人)とハンファグループ(400人)だけ社員数が増え、残りの6グループでは逆に減っていた。

 またロッテグループは374人減り減少幅が最も大きく、ポスコグループがマイナス208人、LGグループがマイナス180人、SKグループがマイナス166人、GSグループがマイナス134人、ハンジングループがマイナス63人だった。

 上場企業中、最も社員数が減少したところは今年4月に大々的なリストラを断行したKTで、マイナス8,456人だった。また、ロッテショッピングはマイナス1,456人、CJ第一製糖もマイナス1,189人だった。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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