日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は152円安、米国株安を受けて幅広い銘柄が売り先行

2014年10月10日 09:35

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:35JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は152円安、米国株安を受けて幅広い銘柄が売り先行

【日経平均は152円安、米国株安を受けて幅広い銘柄が売り先行】

9時35分現在の日経平均株価は、15326.60円(前日比-152.33円)で推移。日経平均は大幅に続落して始まった。9日の米国市場では、世界経済の成長鈍化懸念や、7-9月期決算発表シーズンの本格化を前に利益確定する動きが広がり、NYダウは300ドルを超す下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の15305円となるなか、幅広い銘柄に売りが先行した。セクターでは33業種全てが下げており、機械、銀行、鉄鋼、電気機器が2%を超える下げ。一方で、石油・石炭、医薬品は1%未満の下げにとどまっている。

規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの下落に。売買代金上位では、ソフトバンク<9984>、トヨタ<7203>、ファナック<6954>、ホンダ<7267>、キヤノン<7751>、信越化<4063>など全面安商状のなか、決算評価からファーストリテ<9983>が上昇。個別では、LINEと共同出資の新会社設立に基本合意と伝えられたサイバーエージェント<4751>が堅調。PD<4587>、アルプス<6770>がプラスに転じてきている。

【ドル・円は107円80銭付近、株安を意識した円買い観測】

ドル・円は107円80銭付近で推移。株安を意識した円買いが観測されているが、この程度の株安は想定の範囲内との声が聞かれている。日経平均株価が15000円の大台を維持している間はリスク回避的な円買いが大きく広がることはないとみられている。

9時35分時点のドル・円は107円80銭、ユーロ・円は136円83銭、ポンド・円は173円80銭、豪ドル・円は94円36銭付近で推移している。《KO》

関連記事