三菱商事、コートジボワールで石油・ガス探鉱事業に参画

2014年9月15日 16:14

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三菱商事は、コートジボワール沖合の石油・ガス探鉱鉱区権益をアメリカのアナダルコ社から20%取得し、石油・ガス探鉱事業に参画する。写真は鉱区の位置を示す図(同社の発表資料より)

三菱商事は、コートジボワール沖合の石油・ガス探鉱鉱区権益をアメリカのアナダルコ社から20%取得し、石油・ガス探鉱事業に参画する。写真は鉱区の位置を示す図(同社の発表資料より)[写真拡大]

 三菱商事は12日、コートジボワール沖合の石油・ガス探鉱鉱区権益をアメリカのアナダルコ社から20%取得することで合意し、石油・ガス探鉱事業に参画すると発表した。日本の企業がコートジボワールで石油やガスの探鉱を手掛けるのは初めてだという。

 事業を行うのは、コートジボワール南岸から約50km沖合、水深2,000mにある「CI-103鉱区」で、2012年に探鉱井掘削を行ったところ、石油、ガスの胚胎が確認されたという。同鉱区ではすでに、アメリカのアナダルコ社が55%、イギリスのタロー社が30%、コートジボワール国営のペトロシ社が15%の権益を保有している。

 同社では今後、アナダルコ社と共同で探鉱事業を進めていくとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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