米国株式相場  下落、ロシア制裁強化や早期利上げ観測を嫌気

2014年9月13日 05:24

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記事提供元:フィスコ


*05:24JST 米国株式相場  下落、ロシア制裁強化や早期利上げ観測を嫌気

米国株式相場は下落。ダウ平均は61.49ドル安の16987.51、ナスダックは24.21ポイント安の4567.60で取引を終了した。8月小売売上高が4ヶ月ぶりの上昇ペースとなったことで、連銀による早期利上げ観測への警戒感から終日軟調推移となった。欧州各国と米国が、本日から対ロシアへの制裁を一段と強化したことも懸念材料となった。セクター別では、銀行や各種金融が上昇する一方で不動産や公益事業が下落した。

新型iPhoneの予約受付を開始したアップル(AAPL)は、一部モデルの初回出荷分が品切れになるなど申し込みが殺到しており上昇。携帯通信キャリアのスプリント(S)とTモバイルUS(TMUS)は、それぞれアナリストによる投資判断引き上げで堅調推移となった。ポータルサイトのヤフー(YHOO)は、株式を保有するアリババ・グループの新規上場への期待感から続伸。一方でエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は、対ロシアへの制裁強化でロシア国内でのプロジェクトへの懸念から軟調推移となった。

週明けは、今週末のiPhone予約状況に関するアップルからの発表に注目が集まりそうだ。《KG》

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